あの時、エイちゃんと付き合ってた子の名前は、綾乃(あやの)っていうんだ。
エイちゃんが、綾乃と付き合って丁度1ヶ月くらいだったかな。
2人で、映画を見に行く約束をしたらしいんだ。
うん。
それで、エイちゃんは約束した映画館から、家がちょっと遠かったから、車で行ったんだけど、綾乃は近かったから、歩いてその映画館に向かったんだ。
うん。
でな、エイちゃん達は13:00から始まる映画を観るって約束したから、12:30集合にしたらしいんだ。
エイちゃんは、約束通り、12:30に映画館に着いたんだけど、綾乃はいなかったんだ。
そして、映画が始まる13:00になっても、綾乃は来なかった。
心配になったエイちゃんは、綾乃の家に向かったんだ。
そうしたら、綾乃の家に向かう途中の道の近くに、救急車とパトカーが来たんだ。
エイちゃんは気になって、その場所を見たんだ。
そうしたら、車と人の衝突事故が起こっていたんだ。
まさか…
そう、そのまさか。
道路に横たわり、頭から大量の血を流し倒れていたのは、綾乃だった。
え…
エイちゃんはその綾乃の姿を見た瞬間、気を失ったんだ。
そして、エイちゃんも救急車で運ばれた。
約1時間後、エイちゃんは目を覚ました。
俺らには、警察の方から、連絡が来ていて、エイちゃんのそばにいてやることが出来たんだ。
エイちゃんは、目を覚ました瞬間、こう言ったよ。
なあ、綾乃は?
俺、なんか変な夢見たんだよ。w
綾乃が、自動車と衝突事故起こしたっていう夢。
綾乃はどこにいるの?
って。
え…
俺達もエイちゃんにあの事故のことを言うのは辛かった。
でも、言ったんだ。
綾乃は、もういない。
お前は夢を見たんじゃない。あれは現実なんだ。って。
それを聞いた瞬間、私は頭が真っ白になった。
いつも、あんなに普通に過ごしていたエイちゃんに、こんな過去があったなんて、なんで気づいてあげられなかったんだって、自分を責めた。
-----------------------------------------------------------
4話はここで終わります!
また、5話でお会いしましょう!
いいねして作者を応援しましょう!
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 青春・学園
夢主の親友ポジになったので全力で作品を盛り上げたいと思う
今世がまさかの(ある意味)王道夢小説の世界だったけど夢女子の一人として不満が満載なので総力を尽くして作品を盛り上げたいと思います 「夢主また屋上でボカロ歌ってんな」 ______ ある日、前世の記憶(限界夢女子時代)が蘇った主人公『親友』。そんな彼女が生活する今世はかつて自分が好きだった作品の"夢小説"の世界だった。 この世界を読んだ人が楽しめるよう盛り上げるべく立ち上がる親友。 夢小説あるあるな展開を作り上げたり、キャラクター達の口調を正したり、時には推しを眺めたりして、今日も彼女は夢主の隣で暗躍していた。 今日も波瀾万丈な夢小説生活が始まる。 ※この作品は、夢小説や夢小説作家の方々を批判するものではありません すでに投稿した文章を時折修正する可能性がございますが、内容には支障をきたさないようなるだけ注意させていただきます 夢小説あるあるをコメントしていただけるとありがたいです 作品内で使わせて頂く可能性があります 表紙は自作です
- コメディ
モブな私がイケメン生徒会長から溺愛されます!?
何故か突然、学園一のイケメンアイドル生徒会長に『大切な存在』と言われました! 私に『幸せになってほしい』と言いながらぐいぐいくる生徒会長。 正直ドン引き!! 生徒会長と一緒に居たら幸せになれません!! 学園一モテる生徒会長に溺愛されて、普通だった生活が変わっていく!! 「普通」にモブとして生活したい私。 今までも普通だったしこれからも普通がいい! 可もなく不可もなく過ごしたいのに、私の学園生活どうなっちゃうの!? イラスト、アイコンは画像生成AIで作成した物を自分で加工しています。 2024年 3月10日 デイリーランキング14位(オリジナル) 3月21日 チャレンジ作家採用 4月 2日チャレンジランクシルバーにランクアップ 4月 9日チャレンジランクゴールドにランクアップ
- ファンタジー
この世界を君が紡ぐ
ある日。一つのことを除き、記憶を無くした主人公が目を覚ました。 その主人公は、自分には「ハイジャ」という名の姉がいた。それだけは覚えていた。 主人公は、無くした記憶を取り戻しながら、様々な種族と交流し、姉を探す旅に出る。 ────────────────────────── 【プロローグ】 第1話〜第8.5話 第1章【アウィス】第9話〜 ────────────────────────── 表紙とアイコンのイラストは自作です 4/2 チャレンジ称号獲得!ありがとうございます!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!