パスワードを解いて最初は待ち受け。
特に変哲もない普通の写真。
それじゃあ…メールボックス見るか。
俺は申し訳ない気持ちを抱きながら、メールボックスを開く。
ほぼメールとかしないのか…
そんな中、一つだけ気になるのがあった。
08/15 00:00
To:GM
title:DEATH GAME
神崎舞、君には手伝ってもらうよ。
2日後の舞の返信はたったの一言。
『無理。』
その後も見たが特に気になるのもなかったので携帯は舞の枕元に戻しといた。
やがて、舞が完全に起きる。
そう言いながら起き上がる。
そのまま、俺を置いて部屋を出る。
慌てて追いかける。
下の階に行くと、いい匂いがしている。
晩飯の準備を手伝い、4人で食べる。
言いかけたが舞はそのまま黙り込んだ。
速やかに食べ終わると舞は部屋に戻った。
その後、俺達も食べ終わると家に帰った。
〜8月20日、朝〜
誰かが集会場のポストに近づく。
ガチャ……
起きると、おばあちゃんが廊下にいた。
首が転がっている状態で……
慌てて外に出ると警官が寄ってくる。
走って警官はいなくなった。
俺は舞の家に向かう。
俺のおばあちゃんが亡くなったことは村の皆に伝わった。…が、何故か今日のカードは見つからなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!