プリ小説

第32話

昔の記憶 side神崎舞
神崎舞
…さぁ、次が最後の話だよ。
顔を上げて言うと、僕はスグに下を向く。
神崎舞
……。
正直、この話はしたくない。
僕の汚い過去がバレることになるから…
過去の中に家族しか知らないこともある。
兄さんだけが知ってる秘密もある。
けど、そろそろ覚悟を決めないと…
そして、僕は口を開き話し始めた。


















まず、みんなはたまにお腹の中にいる時からの記憶がある人がいるってことを知ってる?
”胎内記憶”って言うんだけどね、100人に1人
くらいの確率でお母さんのお腹の中にいた時のことを覚えている子がいるんだ。
僕はその少ない数の中の1人だった。
お母さんのお腹の中の記憶は今でもはっきりと残っている。
まず、記憶にあるのは僕は双子。ということ
目の前には暗いけど確かにもう1人いる。
その子が妹の蒼香だったのだ。
暗い中、僕の体は浮いている。
外からは優しい歌声が聞こえたり、話しかけられたり…まぁ、色んなことがあった。
『舞、蒼香…早く出てきてね。』
『お姉ちゃんが舞、妹が蒼香になるの。』
こんな言葉を聞いたことがある。
産まれる前から名前は決めていたらしい。
やがて、産まれる日がやってきた。
お母さんの辛そうな声、それを必死に励ますお父さん。
そして、僕は蒼香より先に産まれ姉となり、
名前は舞となった。
少し経ち、蒼香も無事に産まれる。
問題はその後だった。
どうやら、お母さんの様子がおかしい。
慌てている医者達と、お父さんが何か叫んでいるのが小さな視界に入る。
しかし、僕達は別の場所に運ばれた。
部屋から出る時、お母さんがこう言った。
『…舞、戦って。誰よりも強く、美しく。』
蒼香に向かっても何か言っていたが自分の
ことじゃないから覚えていない。
その言葉が僕がこの世に産まれてから最初のお母さんの言葉だった。
月日が経ち、4歳の頃。
僕は妙な違和感を感じていた。
僕の家にはお父さん、お母さん、兄さん、
蒼香の5人で暮らしている。
お母さんと話す度にいつも思った。
……僕の知ってるお母さんと声が違う。
ある日、お父さんに聞いた。
『ねぇ、お母さんって本当に私のお母さん?知っている声と違うんだけど…』
お父さんは驚いたがスグに言った。
『舞の気のせいだ。お母さんはお母さん。
他に誰がいるんだい?』
その後もずっと聞いた。すると…
『舞!しつこいぞ!!』
そして、僕は殴られた。
それからはお父さんは僕を見る度に殴るようになっていた。
そう、僕は虐待を受けていた。

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✨舞✨
✨舞✨
いつも作品にお気に入りをしてくださる方! ありがとうございます!! こんにちは、✨舞✨です! 更新日は決まっていませんがご了承ください😅 《連載中》 『元の世界へ』『復活ゲーム』 『君達の投票で命は決まる』 《予定作品》(内容考え中の作品) 『DEATH GAME 〜1.5〜』 『DEATH GAME Return』 《完結》 『DEATH GAME』シリーズ (?) 〜0〜「全ての元凶となったDEATH GAME」 〜1〜「これからDEATH GAMEを始めるよ!」 〜2〜「霧ヶ崎中学校卒業式編」 〜3〜「日本中を巻き込んだ生き残りゲーム」 〜4〜「DEATH GAMEは終わらない?」 『学校閉鎖』『天才ゲーム』 専用タグ↪︎✨舞✨ 考えがごっちゃになったら作品を消してしまうことが あります!本当にすいません🙇 基本👻ホラー👻を投稿する予定! ぜひ良かったら読んでみてください! ♡やコメントがあると、投稿の励みになりますので いつもしてくれる方、感謝しています!!