第4話

学校②
628
2018/06/17 04:47
学校到着_。

久しぶりの、学校だ…。
なんだか、懐かしいなぁ。


🚪ガラッ

教室のドアを開ける。
女子
あれ!あなたじゃん!久しぶり。もう大丈夫なの?
女子
あ〜!ほんとーだ、あなただ!
女子
おはよう!大丈夫ー?
みんなが次々に聞いてきた。
心配…しててくれたんだ…。嬉しいな。
あなた

おはよう。もう大丈夫だよ!みんなありがとう😊

あ、あれ‥‥。
“ 大貴 ” くんだ_。
大貴
みんなおはよ〜。…ってあれ!?あなたじゃん!久しぶり〜!
女子
大貴ニヤニヤしちゃって〜。嬉しそー!あなた、あのね!大貴超心配してたんだよぉ〜
大貴
う、うるせー。そりゃ、するだろ〜
どうしよう…。
私、大貴くんのこと忘れちゃってるし。

今まで、どう接してたのかも思い出せない。

“ 付き合ってたんだよ ” って言われても、わからない。

本当にどうしよう_。
あなた

あ、えっと。おはよう…ございます

大貴
どーしたあなた?なんかいつもと違くね?
あ、やっぱりそうだよね…。

敬語は、ちょっと堅苦しかったかも。
さき
あ、大貴…!あなたも!ちょっと二人とも来てくれる?
さき…。助けてくれた。
あなた

う…うん。

大貴
うん…?なんかよくわからないけど…行こっか、あなた!
大貴くんは、優しく笑いかけてくれた。
なんか、すごく爽やかで、かっこいい人。

こんな人と付き合ってるなんて、信じられないなぁ_。

それに、忘れてしまったなんて言ったら、どんな顔するだろう。
きっと“ 悲しい ”だろうな_。


---------------- キ リ ト リ ----------------


大貴
…で、さき。なんか話あんの〜?
さき
あ、私とあなたから!…ね!あなた!
あなた

う、うん。一度聞いてもらえますか?

また…敬語で話しちゃった。
大貴
何で敬語‥‥?なんか今日のあなたおかしーよ?
やっぱりそうだよね…。

“ どうしよう ”_。
あなた

う、うん。ごめんねっ!
実は…私、事故のせいで記憶を一部失ってしまったみたいで…。

大貴
え…そう、だったんだ…大丈夫。俺が助けるよ!
あなた

そ、そうじゃなくて…えっと…さき、お願いしてもいい?

もう、自分で話すのは無理だ。
さきには悪いけど、話してもらおう。
さき
…おっけ!あのね、大貴。あんまり、ショック受けないでね
大貴
どうか、ショックを受けませんように。
さき
‥‥話すよ?いい?
大貴
うん…いいよ
さき
あのね…あなた、事故で記臆を一部無くしちゃったみたいなの。その、無くしちゃった記憶の一部が…









ゴクン。













大貴
俺なんでしょ、それ…。
あれ…“ 大貴 ” くん、泣いてる…?

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