第32話

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2020/11/30 10:49
jimin side















僕は、毎日仕事に明け暮れていた。















かなりキツイ仕事で、毎日疲れて疲れて、倒れる日もあった。














ある日、突然生きている意味が分からなくなって、死のうとした。









いつも仕事に行く道を通って、わざと会社の近くのビルから飛び降りてやろうと思い、歩いてた。















その時だ、あなたに会ったのは。

















背筋をピンと伸ばして、ヒールの音を鳴らして、僕とは真逆の完璧人間って感じだった。














僕は、思わず見惚れてた。







なぜか身体が自然とあなたの方に行って、













家までついていってた。







僕が死のうとしたタイミングで、あなたに会ったから、運命だと思った。














僕とあなたは、結ばれる運命なんだ……。


















それから僕は、あなたに気づいてもらうために色々なことをした。

















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