第110話

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2021/04/28 08:40
こんばんは














一瞬、知り合いかと思うほど自然に、でも少し不気味に、私に話しかける男。















嫌な予感がして、私は少しずつ男から距離を置こうとした。












グク
グク
僕は、ジョングク。
(なまえ)
あなた
……?













急に自己紹介をしだしかと思えば、“次は君”、とでも言うかのように、私を見つめてくる男。













グク
グク
名前、教えてくれる?
(なまえ)
あなた
は、、、教えるわけないじゃないですか…警察呼びますよ??















そろそろ本気で危ない……と思って、ズボンのポケットに入っているスマホを確認するように、ポケットに手を入れた。















(なまえ)
あなた
ゔっっ………………
 














お腹に鋭い痛みが走る。













何が起きたのか分からなくて、確認しようと視線を下に下げる。















自分のお腹から流れる真っ赤な液体を見た瞬間、私は意識を失った。













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