第109話

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2021/04/01 22:48
過去ep.

you side














ある日、私はいつも通り、ちょっとした趣味である、夜のウォキングをしに近くの公園へ行った。















昼間は小さな子どもたちで賑わっている公園も、夜になると、誰もいない不気味なほど静かな公園になる。











ただ、その日は違った。













(なまえ)
あなた
💭あれ、誰かいる……














公園のベンチに座る、真っ黒なパーカーを着た多分若い男。













なんか、嫌だな…と思い、今日は別の場所でウォーキングしよう…と、公園に背を向けたとき。













男の人が立ち上がった音がした。













何か不気味なものを感じて、少し早足でその場を後にした。
















全ては、ここから始まった。

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