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第26話

番外編:曇天模様
林間学校が始まる一週間前のこと。
夜。窓から外に出て、


屋根の上の天体観測が日課になった。
そんなある夜の、二人の話。
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you
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………………ベルゼウス、カシオペア
コンパスを目印にした、北西の方向を指す夜空を見る。
you
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うん、綺麗……………
ふと、屋根から下を見る。
落ちないようにして、慎重に
you
you
もう夜だし……寝てるかな?
前の反省を活かして、真夜中にこっそりと行っている。
時刻は11時39分
明かりがついてる部屋があった。
you
you
男子寮?
(誰だろう?)
と、その部屋の窓の方を見る。
轟焦凍
you
you
タイミングよくーーーーーーこの場合は悪く、窓を開けた焦凍と目が合ってしまった。




















轟焦凍
何してんだ?入らないのか
you
you
(何してんだろ、私……)
今、焦凍の部屋にいる。
俯き、前を向く。
you
you
畳?
轟焦凍
頑張った
you
you
…………
座布団があったので座る。
向かい合う感じになって、少し力が入る。
轟焦凍
何してんだ、こんな夜中に
you
you
焦凍もじゃん
轟焦凍
俺は勉強だ
もうすぐ寝るところだった
you
you
そっか………
私は天体観測だよ
轟焦凍
毎日してんのか?
you
you
うん、そうだね
この前はみんな起きてて
大惨事になってて、
だから、人気の少ない時間帯に
轟焦凍
それでか
you
you
でも、もう一つ理由ある
轟焦凍
なんだ?
you
you
悩んでたの………………
林間学校のこと
私は、中学校をまともに通っていない。
林間学校なんて、初めてだし、友達だってあの頃はいなかったから。
轟焦凍
あと一週間後だよな
you
you
うん
轟焦凍
準備万端か?
you
you
まだ………
もうちょっと
心の準備ができていないのだ。
私はあのクラスの中、溶け込めているのか?
私の個性を、力を認めてくれるのか?
you
you
………………私、楽しいんだ
とても
you
you
まともに中学通わなかったから余計に
無性に………不安になっちゃうんだ
「篠崎さんは両親がいないんだって」
「じゃあ、一人ぼっちなんだ」
「可哀想……」
「距離感がつかめないっていうか……不気味だよね」
「暗いもんね、あの子」
         嫌な言葉。
you
you
私は本当に………本当に、
嫌だって周りに思われてないかな?
轟焦凍
大丈夫だと思うぞ
you
you
なんで?
あの子達は違った。
嫌がるばかりで、陰口をゆうばかりで、近寄りもしなかった。
轟焦凍
俺はそう思う。
アイツらといると、強くなれた気がする
根拠はないが……
その表情は相変わらず真顔。
だけど、言葉の一端には気持ちがある。
それがとても暖かく、眩しく感じてしまった。
you
you
………………そうだといいな
轟焦凍
そうだな
焦凍は私に深くは聞かない。
だから、居心地がいいのだ。
you
you
また明日の夜…………
話しに来ていいかな?
轟焦凍

………………分かった、でも
you
you
(やっぱり迷惑だったかな?)
轟焦凍
別に学校とかでもいいんだぞ
you
you
…………
ほおけてしまった。







そして、おもわずはにかんでしまった。






























寂しい。怖い。嫌だ。嫌われたくない。一人になりたくない。悪く思われたくない。目立ちたくない。
消えてなくなってしまいたい。
そんな感情は、いつか消え去る日が来てほしい。
嬉しさで、楽しさで
覆い隠したい。
望むばっかで、我儘だけど
you
you
…………うん!
そんな私を好きになってほしい。
そう思った日だった。