朝。
早速、相澤先生に外に集められた。
体操服着用で集合
かっちゃんがボールを構える。
爆風が吹き荒れる。
しかし、結果は入学時とあまり変わらなかったのだ。
相澤先生がそれぞれの生徒にどんな特訓をするか言い、私だけが最後に残った。
もちろんの事だが、ワイルドプッシィーキャッツの皆様も協力していた。
すぐにやってみせた。
このくらいなら、楽勝だ。
相澤先生曰く、モヤ無しの腐敗の空気を森全体に覆う。
これには、今特訓しているみんなも含まれるので失敗は許されない。
その中でも、各々の木の葉っぱを5枚ずつ腐敗させていく。
それ以外の万物は腐敗させないように
とりあえず、実践あるのみだ。
呼吸を整え、大きく深呼吸する。
個性を発動して一気に山中に巡らせる。
じわじわしていくと、精神力的に持たないから。
集中して、一枚一枚丁寧に腐敗させていく。
失敗は許されないのだから。
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肩を叩かれ振り向く。
自分でも驚いた。
暴走もしなかったみたいだ。
でも、それと同時に莫大な疲労感を感じて体が急に重くなる。
視界もクラクラしてきて、倒れそうになる。
そこで私は意識を失った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。