第16話

16
266
2020/04/14 09:57
side:雪田









家へかえって封筒を開けると









中には手紙が入っていた。









_______________________
あなたへ。



この手紙を読んでるということは、僕はこの世にいません。


ごめんなぁ。あなた。1人にしてしもて。


俺だって出来るなら一生あなたの横にいたかった。


1人になんてしたくなかった。


でも弱い俺は病気に負けてしもたわぁ。


これからもずっと二人で行くと約束した花火大
会。


約束守れなくてごめんね。


俺は空からあなたを見守っているね。


あなたと出会って、見える世界が変わったんや。

どれだけくだらないことでもあなたと一緒なら楽しくて、


どれだけしんどいことでもあなたと一緒なら苦しくなかった。


それほど俺にとってあなたは大切な存在でした。

あなたの中で俺はどれだけ大切やったかなぁ。


もしも、俺が居なくなって、


自殺しようとしているならば絶対にやめてください。


あなたが生きてる限り、俺はあなたの心の中にいます。



だから、僕の分も精一杯生きてね。



今日は花火大会ということで、


僕はお空の特等席から見ることにします、笑


あなたも特等席から見るんやで??


これで一緒に見れる。笑


本当に本当にあなたのことが大好き。


愛してます。


あなたの幸せが俺の幸せです。


あなた幸せになってね。


愛してるよ。


西畑大吾


_______________________






雪田『大吾。。。。泣』







雪田『グスッ。。私も愛してるよ。』







雪田『あれ??なんか入ってる。』







封筒に手紙とともに入れられていたのは







” ミサンガ ” だった。







小さい紙が巻き付けられていた。







_______________________


これを俺やと思って、大切にしてください。

_______________________







やから大吾ミサンガしてなかったんや。。泣





ねぇ。大吾。




1つ願いが叶うならば、あなたに会いたいな。

プリ小説オーディオドラマ