第6話

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2020/04/09 08:05
side:雪田







大吾のとっておきの場所は、誰もいなかった。






西畑「ここからよく見えるねん。」







雪田『そーなんやぁ!』








西畑「ここやと二人きりやし静かやからええやろ」







雪田『そうやなぁ。』







西畑「さっき手繋げて嬉しかった。」






雪田『やって。ほかの女の子が大吾のこと狙ってたもん』







西畑「あなたのこと見てる男おって嫌やった。」







雪田『2人とも嫉妬してたの??笑』







西畑「そうみたいやな。笑」







雪田『あ、始まるで!!』







ドーーーンッ!!







西畑「綺麗やなぁ。」







雪田『そーやなぁ。』







” また次の夏も二人で来たいな ”







なんて思った。







西畑「次の夏も10年後も2人で来ような。」






なんて言う大吾の顔がどこか淋しそうだったから







” 君の手をただ強く握った ”















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