私は大学2年生の鬼舞辻あなただ。
両親は早いうちに他界してしまったそうだけど、詳しいことは知らない。
昔から、私の瞳孔はとがっていて、爪も長い。そして牙も生えている。
こんな見た目だから、友達ができたことなんてなかった。
でも、蝶屋敷のみんなは大好き。
私と仲良くしてくれるから。
見てのとおり、この3人は前世からの中だ。
私はこんな感じで、今まで楽しく暮らしてきたけど、何か足りない。
前世のこともあまりよく覚えていないのだけど、何かを、、忘れている気がしている。
寂しい。また来世で会いたいと思った人。
目の色が綺麗で、蛇を連れていた、、、気がする。
本当に顔も何も思い出せないけど、それだけは覚えてる。
こうやって楽しく生活していると、たまに忘れてしまいそうになる。
何故か、忘れるのがすごく怖い。
きっとその人も、自分を探しているんだとわかる。
前世の記憶に関係しているのかもしれないけど、やっぱり思い出せないや。
御館様は、今、校長先生をやっている。
しのぶちゃんが卒業した中高一貫校の校長先生
気がつくと、カナヲはお花畑の方にお散歩に行っていて、しのぶちゃんと二人きりになっていた。
真剣な顔をして、私の目をじっと見つめるしのぶちゃん。
なんだか緊張しちゃう。
ドキドキした。
、
今回はここまで!
お話が終わってしまって寂しすぎたので、現代編を描きました💦
読んでくれてありがとうございます😊
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。