第39話

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2023/01/27 13:17
ハァ、またやってしまった。
私はまたおばない達に迷惑をかけてしまった。
おばない
気にするな。ただ、もう少し自我があってもいいだろう。無惨戦は数日後だ。
あなた
……うん。
おばない
そう落ち込むな。お前は強い。鬼舞辻無惨も倒してくれると信じている。失うのは嫌だがな。
あなた
はい……頑張る。ちょっと出るね。
おばない
あぁ。







私はまた散歩していた。
もしかしたらまた実弥さんに会って、鬼化してしまうかもしれないけど、それを望んでいた。
自我を少しでも保ちながら鬼舞辻無惨を倒す。
今の私には難しすぎる課題だ。
練習しておかなきゃ。

















運のいいことに、前から実弥さんが歩いてきた。
あなた
さねみさーーん!!!
実弥
……なんだ?
あなた
私のことを鬼化させてください。
実弥
嫌だ、なんで危ねぇことしなきゃいけないんだ。
あなた
私、、自我を持てるように頑張りますから、、ね、、。
実弥
ハァ、仕方ねぇ。今回も襲いかかってきたらどうすればいいんだ。
あなた
きっと腹が立ちますよね…。襲われるのはちょっと嫌です。でも、無理ですよね。
実弥
アァ?
あなた
え、腹立たないんですか?
実弥
いや、もうお前の顔を見ただけでイライラしてる。
あなた
無理そうですね。じゃあ、鬼化させてください
実弥
うーーん。どうすりゃいいんだよ
あなた
……
そう言いながらも、実弥さんは自分の腕を切った。



_第三者視点_
実弥
おいオラァ鬼。飲め。
そう言いながら不死川は、あなたの口の中に自分の血を含ませた。
あなた
んん、、ゴクリ
実弥
鬼化したかぁ?
あなた
あ゛あ゛あ゛あ゛
実弥
まずい、血を飲ませるのはやばかったかもしれねぇ。
あなた
殺してやる!!!あ゛あ゛あ゛あ゛
ドンッと血鬼術を放つあなた。
実弥
っ……
不死川の腕には切り傷が着いた。
実弥
……おいこら鬼ィ。腹立つなぁおい。
あなた
殺してやる!ヴヴヴ、、、ダメ、、殺しちゃだ、、、、、うわあああああ!!殺してやる!
実弥
…ふーーーつ、風の呼吸。、、
不死川は型を出してあなたの腹に攻撃した。
あなた
ふグゥっ、、ううう、、、
あなた
殺す、、殺してやる!!
痛がっていたのは最初だけで、最後は傷が完治してしまった。
あなた
……殺してやる!!お前は、、弱い、、、。
実弥
ビキッ
不死川が苛立って、型を出そうとした時にはもう遅かった。
あなたが不死川の上に重なり、不死川の首に鋭い爪が触れていた。
実弥
まずい、、、くそっ、、離れろ、、
あなた
ふふふっ、やっと人間がころせる
実弥
おい、、離れ、、
あなたの爪が刺さり、プチッと不死川の首から血が出る。
実弥
、、、お、おい!やめろ!流石に、、、これは、、!
しのぶ
あなたちゃん。
あなた
!!!!
しのぶ、ちゃん、、?
実弥
……(何言ってんだ、こいつ。)
しのぶ
あなた、そんなんでいいのですか?そんなんで、本当に鬼舞辻無惨を倒せるのですか?
あなた
…ううあ、ころ、、す、、、、違う違う!!ああああ、、、、
しのぶ
あなたちゃん、頑張るのです!自分の中の鬼に支配されないで!私たちと過ごしてきた、人間の心を思い出して、、
あなた
ふーーっ、ふーーーっ、、
しのぶ
そうそう、、上手ですね。上で、待っていますよ。あなたちゃん。鬼舞辻を倒し
あなた
しのぶちゃん!!!
あなたは鬼の姿のままボロボロ涙を流していた。
実弥
おい鬼、、、
あなた
……殺す、、、違う、、、人間の、心、、、みんなと、、過ごした時間っ、、、ふーっ、、、、
実弥
……
あなた
実弥、、さん、ごめんなさい。付き合ってくれて、、ありがとう、、ございま
実弥
…あなた!?
あなたは気を失ってしまった。





人間に戻っていたが、あなたの目からは涙がポロポロと流れたままだった。
あなた
しのぶ、、ちゃん、、
実弥
はぁ、仕方ねぇ連れてくか。


























今回はここまで!
読んでくれてありがとうございます。

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