『ん、、』
「?」
『手。』
「あ、うんっ/////」
【あの人めっちゃかっこよくない?】
駿佑はめっっちゃかっこいい。
その姿にまわりがザワザワなるぐらい。
今日は遊園地。まぁそりゃ沢山の人がいて...
ザワザワが始まるわけで...黄色い声もあるわけで...
「駿佑は今日も凄いね...」
『ちょっと嫉妬しとるやろ? 大丈夫あなたしか見えへんわ笑』
「うん...ありがと」
嫉妬してる。だって私の彼氏なのに。
でも正直、黄色い声をあびる自分の彼氏が
めちゃくちゃ自慢だったりもする。
普段は皆
《あっ!彼女さんかなぁ》とか
《妹?彼女?女の子いるー》とか
私の事そんな感じで言う
妹とか...結構傷つくこともあるけど
まぁしょうがないよね
でも遊園地の人達は違った
【え、なにあれ女の子いる】
【まさか彼女とか言わないよね笑】
【ないない笑あのルックスで!?🤣🤣】
【釣り合って無さすぎーー!😂】
...初めて、、
駿佑といて、こんなに辛いの初めて...
分かってるよ...
駿佑は女子から黄色い声あびるけど
私は
男子から何も無いもん
そりゃあ釣り合わないなんて...
私が1番わかってるよ...
でも...
好きなんだもん...
「......._手を離す_」
『...!、、 あなた、観覧車前ね』
1回、私たちは離れた
こんなの初めて...
行っていいのかな...観覧車...
・
・
・
・
『おそ...』
・
・
・
「ごめんっ...おまたせ」
行かないって思ったけど...やっぱ無理。
だって好きだもん...
『おう。大丈夫や。乗ろ。』
無言の空間...
『ごめっ.....」
2人同時だった。
『あっ...いや...全く同じタイミングだね笑』
「うん...笑」
『どーぞ。お先に。』
「ありがとう。」
ちなみにこういう時、いつも先は私。
駿佑が、譲らないと気が済まないんだって。
「ごめんね...こんなのが彼女で...」
『.....』
「弱いしさ、嫉妬深いし、ルックスも良くないし...ほんまごめん...なぁ駿佑は私の何が好きで付き合っとるん?」
『.....弱いよなぁ、、嫉妬深いよなぁ、でも、ルックスはええで?笑 さっき色々言ってきた奴らの誰よりも。』
「え...あ、聞こえてたんや」
『聞こえるよ笑 俺だって流石に嫌になって逃げたんよ笑』
『知らんやろけど、街中歩くと、男の視線はあなたを見てんで?笑 あなたが気づいてないだけや。だから俺は手、繋ぐんよ。離したくないから』
「そう...なんだ。」
『何が好きって...、、全部。
嫌なところも含めて、全部。全部好き』
「...ありがとう、、、あ、駿佑は?なに?」
『あー。同じこと。』
「同じこと?」
『今言ったのと同じこと。
俺は、あなたの嫌なとこ含めて全部好き。
だから、大丈夫やから。俺は絶対自分から、あなたから離れたりせんから。大丈夫やから、、あなたも俺から離れんで??
あなた失ったら...何も無いんよ.....』
『観覧車、来ないかと思った...
手、離したの間違いやと思った...
だから、、ごめん...ごめんな...(ギュッッ)』
「.....泣泣泣」
・
・
・
・
『もう一周』
そんな駿佑の声が聞こえたその後、、、
観覧車でも甘い恋の時間が始まった...。
END
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みっちーと観覧車乗りたーーーーい!笑
こんな恋したーーーーーい!
まぁ、無理ですな。笑
私も可愛くなれよう努力致します。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。