「けーんとっ!」
【あなたっ!】
「けんとっ💗」
【あなたっ💗】
これは昨日までの私たち、、
ってか私。
私はなにわ男子。
けんとと1年付き合ってて、
世でいう でれでれカップル だった。
でも昨日、けんととはお別れした。
浮気されちゃって、さ。
なさけない、だってそうでしょ?私が満足させてあげれてなかったってことだもんね、
でも、それでも私は、けんとで満足で。
けんとがだいすきだったから、立ち直れない
『あなた?』
「流星、」
『どしたん、何でこんな所で泣いてるん』
「別に、」
『楽屋もどれ、、る?』
「むり、」
そんなん地獄でしょ、、
けんといるもん
『そのー、悩んでること?は、俺に言えへん?』
「.....」
『.......、けんと?』
「!?」
『やっぱり』
「なんでっ!」
『あなたの喜怒哀楽はけんとで出来てるからな』
「.....浮気、されちゃった」
『え』
「ほんま!情けないよな笑笑 ダサいよな笑 私じゃ満足させてあげれんかったってことやんな? 私は真っ直ぐ愛してたのに、遊びやったって事やんな」
『あなた』
「っださいな笑 それでも好きやったんよな!私は大好きやったんよ笑 かっこわる、」
『あなた、、』
「まぁたしかに遊ぶよな!こんなやつ、きっと相手は私より可愛くて胸とかおっきくて細くて、、なぁんか、笑っちゃうな!笑」
『あなた!!!』
「.....流星も、、笑ってや、、」
『笑わへんよ。第一、笑っちゃうとか言いながら、泣いてるんあなたやろ』
「っ、」
『俺も、別れた』
「え、」
『俺も、浮気された』
うそだ、、、
流星と流星の彼女は、わかれるなんて雰囲気持ってなくて、もう結婚まで行くと思ってた。
「うそ、」
『ほんま。』
「ださ、」
『うるさい笑』
「ショック、」
『ごめん、あなた』
「え?」
『あいつの浮気相手、けんとやった』
「.......え、」
『.....ごめん』
「なんでっ、流星が謝るの」
『なぁ、ダサいな俺たち』
「ダサい笑」
『ははっ笑笑』
「ふふ、笑」
心地いい。でも、信じることは出来ない。
だって、どうせけんとみたいに裏切る
『あなた?』
「あっ、...ん?」
『楽屋戻ろ。』
「.....でも、」
『堂々とすればいいんよ。』
「...」
『あなたは絶対幸せになれる。浮気された思いを知ってるから、きっとこれから付き合う人に、あなたは同じことをしない。』
「しない。」
『それは、あなたが幸せになれるってこと。』
「流星も?」
『うん。俺も。』
「うん。」
『だから、浮気された方の気持ちがわからない、浮気した方は、これからでかい壁にぶつかるから。』
「うん。」
『俺らは堂々としてればいいんだよ。だから、戻ろう。楽屋、戻ろう』
「.....うん」
『俺らには幸せが来るから。な、』
「うんっ、」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。