第61話

妊娠🧡→ばいばい
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2019/07/02 10:55
「俺ら、未成年やで、、」

妊娠が発覚してしまった。


嬉しいことなはずなのに
なんでこんなに悲しい顔をしてるんだろう

『でも、、産みたい』
「.....うん」




「...お母さん、お父さん、お願いします」

『お願いします』

父【バカ言うんじゃない!!!】

母【お父さん、】

「お父さん、、理由を聞いて!!うみたい理由」

母【...なに?】

「お母さん達が、私を産んで幸せになってくれたように、私たちも、幸せなの」

母【子育てって、簡単じゃないのよ。自分たちの年齢、分かってる?未成年なの。学校行きながら、お世話できるの?】

「それは、」

母【確かに幸せだけど、幸せだけじゃ、生きれない】

「お医者さんに、養子制度のお話を聞いたの。この子の命を無駄にしたくない。だから、養子に出しちゃダメかな」


たくさんお願いした


父【わかった】


了承を得たところで
サインをしに行った

この子を養子に出します。
この子が成人するまで、会うことはできません。

他にも、たくさんの決まり事

流星と二人で、泣きながらサインをした


産む日が来た


自然分娩で

『あなた〜がんばろーな、もう少しやで』

「んんんんんん、」


安産。良かった、、良かった、

でも、今日でバイバイなんだ...

もっと一緒にいたかった
お腹にいて欲しかった
重さを感じていたかった
動くお腹を流星と2人で触っていたかった

もっと、愛してあげたかった
もっと、幸せになってねって言ってあげたかった


もっと.......

看護師さん【ママ、最後に何か言ってあげて】

「.......ごめんね...ごめんね、無責任にあなたをつくって、産んだくせ、最後まで育てられないなんて、最低なおやね、ごめんね、ごめんなさい.....ばいばい、、幸せになってね...」

涙が止まらなかった、
流星も、同じみたいだった。

「ごめんね.....ごめんね.....泣」

声を出して泣いた。

さようなら、お願い。幸せになって...。

『元気でな.....泣 笑って生きるんやで...』



20年後
私たちには2人の子がいて

あの子のことなんて考える暇もないくらい
忙しい日々を送ってた


そんな時、急に


ぴんぽーん


「はーi...」

【.....藤井結翔です。僕の、ほんとの母ですか】

「.......」

ポロポロと音がなるように
涙が溢れて行った


20歳になったあの子が。
成長を見なくても
直ぐに自分たちの子供だとわかる
なんと言っても流星に似てる。


「ごめん、、ごめんねっ泣 ごめんなさい...」

『まma........!』

【お父さん、、結翔です】

『結翔?.....』

【藤井結翔です。養子の。】

『.....にてる、にてるな泣 結翔、ごめんな、』

【ありがとうございます、産んでくれて】

「結翔、幸せになってくれた?」

『笑顔で過ごせたか?』

【.....うん、ありがとう。】


結翔、そう言えば、今日が20回目の誕生日だね、

私たちが、一番楽しみにしてた日。

でも、会える保証なんてなくて
1番モヤモヤしてた日。

『「誕生日おめでとう」』


また帰っておいで



そういって、成人した結翔を送り出す



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流星ーーー

あんまり出てこない...


ごめんなさい...┏●

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