第83話

せんせい💚→ピアノ人生
2,128
2019/10/09 11:21
「駿佑っ!」

【おぉ、おはよ☺️】

「ねぇ今日どこ行く?」

【あー、今日、?...】

私には道枝駿佑という彼氏がいる

それはそれはかっこよくて美しくて優しくて完璧な彼氏。

こんな私が釣り合うのかって悩んで泣いてた時

【あなたじゃなきゃ嫌やねん】
なんて言って抱きしめてくれた

でも最近様子がおかしくて


ケータイの画面は絶対にみせてくれないし
さっきみたいに、ちゃんとした返事帰ってこないし
なんか、タジタジしてるって言うか...
嫌な予感っていうか...


「はっすんせんせー」

『うわ。来たな~』

「うわって言わんといてや笑 ピアノ弾いてー?」

『しゃーないな』

前からずっと仲良しの大橋和也先生
私は、はっすん先生って呼んでる

嫌な気持ちになった時とか
まぁ単純に聞きたい時とか

いつも音楽室にいるはっすん先生のところに来てピアノを弾いてもらう。






『~🎶』

「👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻 やっぱり良い~」

『ありがとう笑、で、なんかあったん?』

「特になにも~」

『うそやな笑 なんか抱えとる顔しとる』

「.......」

あまりにもはっすん先生よ感がいいから
駿佑とのことを全部話す


『んー、そっか、、明日ちゃんと話してみたらええんやない?』

「.......だよね、」






「駿佑おはよ」

『おはよ』

「なぁ、今日は空いとる?」

『.......部活、』

「そ、か」

また断られた

でも、部活の後なら空いてるかなぁって思って図書室で駿佑の部活が終わるのを待つ

待ってる間、もう1人女の子がいて。

それはそれは可愛らしくてなんかいかにも女の子で清楚でキレイな子。

可愛ええなーキレイやなーなんて考えながら、本を読んで駿佑を待つ

「結構面白かったっ」

いつの間にか本に夢中になってて、気づいたら読み終わってた

「戻そ」

なんて席を離れて、ちょうど図書室の入口が見えない角度の本棚に向かう

そしたら入口から音がして

聞いたことのある声でほかの女の子の名前を呼ぶ声が聞こえた

【いちか~お待たせ】

[ううんっお疲れ様☺️ねぇ、どこ行く??]

覗いてみると


やっぱり駿佑だった

2人が出ていって、放心状態だった私の目から涙が溢れ出す

「なんでっ、...」

気づいたら走ってて、着いたのは音楽室の前

「せんせっ、、」

『どしたん!?!?』

私が泣いてるって気づいたはっすん先生が流れ星のスピードでかけつけてくる

「弾いてください.....」

『...あなた、?』

「弾いて...」

『分かった』


しっとりしてて落ち着いてる曲

涙が止まらなくて

赤ちゃんのように声を出しながらなく私

『~🎶』

「.............」

『あなた』

「せんせっ、わたしっ」

図書室であったこと、それを全て話そうとした

でも、その前に先生の口が動く

『俺にしたらええやん』

「...え」

『もう、俺にしたらええのに』

「せんせ、?」

『.......』

いつもの先生とは思えない真剣な表情で

私の目を吸い取って話さない先生の目

気づいたらハグされてて

「ちょ、せんせ」

『………』

「はっすん先生、痛いです」

『俺は、ずっと好きやのに』

『やけど、道枝だとおるあなた幸せそうやったから邪魔しないって決めたのに』

『もう耐えられへん』

「先生」

『俺じゃあかんの?』

「.........」

『それでも、道枝がええんか』

「.............」

『...分かった。』

『ごめんな...』

「...........」

そう言って離れる先生

先生の気持ちはありがたかった。嬉しかった。

でもやっぱり、駿佑が好きで...

【あなた!!】

「!?...駿佑...」

『道枝!』

【ちゃうねん!】

「駿」

『何がちゃうねん』

【ちゃうねん】

『何がちゃうんか説明しいや!?』

「せんせ、」

【つきあったんか、?】

「え」

【大橋と付き合ったんか】

「付き合ってなi...」

『付き合ったで。やからなんやねん』

【...っ、】

「先生!」

「駿佑!違うの!付き合ってないの!」

【隠さなくていい】

「ほんと!ねぇ、私、駿佑しか見えてない!でも、駿佑には.....いちかちゃんも見えてるの.....?」

【.........いちかは違うんだ..。】

「...違う?」

【いちかは、俺のクラスで、一人ぼっちで、なんかほっといたらいじめが始まりそうで、阻止したくて...】

【やけど...あなたに嫌な気持ちさせたくなくて...隠しとって...】


「.......先生」

『あなた、最後にもう一回だけ言う。これで決めろ。ちゃんと、区切りをつけて』

『好きや。ずっと。先生と生徒やから、この気持ちは隠さなあかんって思っとった。けど、隠せきれへん。俺は好きなんやあなたが』

「.......ありがとう...ございます」

『...』

「でも私、駿佑が好きです」

『.....分かった』


これで、先生とのピアノ人生は

幕を閉じた。

先生のピアノに何度も救われて

先生のピアノに何度も涙して

先生のピアノがあったからいまの私がいる








ー駿佑と幸せになると約束します。ー




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※あくまでも大橋和也がメインです
※あくまでも大橋和也がメインです
※あくまでも大橋和也がメインです
※あくまでも大橋和也がメインです
※あくまでも大橋和也がメインです


道枝担なもんで、、どうしてもみっちーが...

追加メンバー必要な時、絶対みっちーにしてしまう😭

ほかの担当の方ごめんなさい😭



実はこのはっすんの会

ちょーーーーむずくて...

他の人はスラスラもうそう膨らんだんですけど、けんけんとはっすんだけまっっっったくでてこなくて...

こうなってしまいました...


申し訳ないです...


みっちー...

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