1月の日の1日………
今不機嫌な一松は1人コタツでみかんを頬張っていた。
𐤔𐤔
今日は珍しくこの街で雪が降っていた。
あなたは雪が大好きで、おそ松兄さんとカラ松(クソ松)と外で遊んでいる。
部屋の中にいてても3人の賑やかな声が聞こえてくる。
__よくおそ松兄さんとクソ松はあなたと恥ずかしがることも無く、軽く会話を交わすことが出来るものだ。
そういう俺にない所が羨ましい時もある。
いや、同じ兄弟なのにみんなには出来て俺には出来ない………悔しかった。
一松はより一層不機嫌になりながらみかんを口につめこんだ。
…………それから10分後
ダンボールにいっぱい詰まったみかんの3分の1を食べてしまった一松は、これ以上食べるとチョロ松とトド松に怒られるので食べるのをストップした。
やることのなくなった一松はこの家で3人の楽しそうな話を聞くのが悲しくなってきて、家を出て猫を探すことにした。
一松は首にマフラーをぐるぐる巻きにして巻いた。
そしてマスクをつけて靴を履いた。
と、その時
あなたが玄関に駆け込んできた。
突然の天使(♥)の襲来に一松は焦った。
あなたは、突然グイグイ来る一松に驚いた。
その時一松の中で何かが変わった。
靴を脱ごうとしたあなたは目をこっちに向けた。
その眩しさに一松は倒れそうになった。
ドンッ!
一松はあなたを壁に押し付けて………いわゆる壁ドンと言うやつをした。
一松はあなたの口を大きな手で塞いだ。
と、その時。
さらに
うわーー!!!最悪じゃん!?なんでよりによって今来る!?はぁ!?
今の状況、整理して説明するよ?
①俺はあなたに壁ドンしている…。
②俺はあなたの口を手で塞いでいる。
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この後ちゃーんと話して落ち着きましたとさ(?)めでたしめでたし( ˆΟˆ )
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。