小「はい」
あなた「いくら?」
小「ええよ出さなくて」
あなた「あ、そう
ありがとう」
小「おん」
あなた「小瀧、ありがとうさっきは」
小「え?」
あなた「ナンパみたいのされた時
助けてくれて
嬉しかった」
小「あ、おう」
あなた「彼氏っぽかったで」
小「ほんまに彼氏やから」
あなた「ふっw」
小「何やねん」
あなた「ムキになってんなってw」
小「別になってへんし」
あなた「可愛くないな〜」
小「可愛さは求めてへん」
あなた「とか言って嬉しいんやろ?」
まぁ、あなたがちょっとフランクになったのは嬉しいかな
小「なぁ」
あなた「何?」
小「もう苗字で呼ぶんやめてくれへんか」
あなた「んん?」
小「小瀧って呼ぶのやめてくれへんかって」
あなた「下で呼べと?」
小「まぁ、ようはそう言うこと」
あなた「えー、」
嫌そうな顔された
なんでやねん
小「なんやねんその顔」
あなた「今更って話よ
今更言えへんわ」
小「名前で呼んで欲しい
俺は彼女には望って呼ばれたい」
あなた「のんちゃん違うん?」
小「のんちゃんなんて嫌やわ
男やし俺」
あなた「濵ちゃん先生は濵ちゃんよ
ともも神ちゃん呼ばれてるし」
小「俺はあなたに呼んでほしいねん
望って
今まで女子からはのんちゃんしか呼ばれてなかった
姉ちゃん以外
だから、あなたが初めて」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。