小瀧side
一言も話さないまま、
あなたの家に着いた
でもその間、あなたは俺の手を握る力が少し強かった
、、少し嬉しかった
小「じゃあな」
あなた「あ、、なぁ、」
小「ん?」
あなた「た、楽しかった 今日
服も、ありがとう
嬉しかった
、、、また、行きたい」
あなたがこんな正直に言うことなんか、
無いと思ってた
小「おん、また行こうな」
あなた「じゃあまた、望」
小「おう」
あなたはそう言うとそそくさと家の中に入った
小「、、、え、望って、」
────
「今日1日私が楽しめたら呼んだる」
────
口元が緩むのが分かった
Prrrrr.....
うわっ何やねん
流星か
小「何や」
藤『今どこ?』
小「あなたんちの前」
藤『あ、送ったん?
え、もう終わり?』
小「あなたが帰りたい言うてたから」
藤『あ、そう
望なんか声が嬉しそうやけど、
なんかあったん?』
小「、、別に無いわ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。