あなたside
小「すんません
これ一式買うんですけど着て行きたいんです」
店員「かしこまりました
失礼します」
店員さんは値札を読み取ってどんどん外していった
あなた「ありがとうございます」
店員「ありがとうございました〜」
小「なぁ、お前って鈍感て言われる?」
あなた「別に」
小「じゃあ今俺ら何されてるか分からん?」
あなた「私は手を繋がれてる」
小「そこはええねん
俺がしたいだけやから」
あなた「知るか」
小「アホやなお前
朝からずっと尾行されてんで」
あなた「尾行?」
尾行、びこう、ビコウ?
あなた「嘘!?」
小「嘘ちゃうわ7人で来てる」
あなた「は、じゃあ早く別んとこ行こうや」
小「別にええけど、行く宛あるん?」
あなた「ないけど、」
小「じゃあどこにも行けへんな」
あなた「帰れって言ってくる
どこ?」
小「エスカレーターの方に居った
でも今は居らんかも」
あなた「じゃあどないすりゃええのよ」
小「とりあえず立ち止まらなけりゃええやろ」
あなた「え、だる」
小「わがままばっかり言うな」
あなた「うるさい」
小「はぁ、」
はぁ、て何やねん はぁ、って
小「、、俺んち来る?」
あなた「、、は!?」
小「親も姉ちゃんも居らんし、
家の中までは来ないやろ
そしたらお前も気にしやんやろ?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。