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第1話

1話
いじめ1
いじめ1
声高いなっ!!
いじめ3
いじめ3
女見てぇーー
いじめ2
いじめ2
男に見えない
いじめ4
いじめ4
そんな高い声の男子いたんだ〜笑
蒼井翔太
蒼井翔太
いやっ……あの……やめてっ!
僕は中学の頃からずっと虐められた。
“変声期”とは男の子なら声が低くなり“低音ボイス”になる
だけど


僕は違った。
勿論僕だって変声期が来て、高い声が出なかった時期があった。
でも、数日後には元の声に戻ってたし“ハイトーンボイス”のまま
それが原因でまた虐めを受けていた
学校に通えなくなり、家に引きこもってた
母親
翔太っ!学校行かないの?
蒼井翔太
蒼井翔太
……休む
母親
わかった。でも大丈夫???何かあったらお母さんに話してね
蒼井翔太
蒼井翔太
うん
母さんには迷惑をかけたくないけどまた虐められると思うと怖くなり家から1歩も出られなくなった
ーーー
そんなある日
中学3年の時、僕のことを理解している友達に連れられてカラオケ屋さんに行った
友人1
友人1
翔太っ!ここに来るの初めて?
蒼井翔太
蒼井翔太
うん(。_。`)コク
友人2
友人2
一緒に入ろうぜ!!
蒼井翔太
蒼井翔太
でも……
友人3
友人3
歌わなくてもいいよ翔太。楽しんでくれたら俺達はそれでいいから
友人4
友人4
歌いたくなったら言えよ翔太
蒼井翔太
蒼井翔太
うん
友人5
友人5
そんじゃあ入ろうぜ!!
蒼井翔太
蒼井翔太
わかった
カラオケ屋さんなんて初めて来た


自分声にコンプレックス抱えてるし、自分の声を家以外では出したくなかった
友人1
友人1
お〜〜結構広いな
友人2
友人2
6人だから結構大きいところだね
友人3
友人3
マイクは……3つか一緒に歌えるな
友人4
友人4
俺の目を見て言わないでくれる
友人5
友人5
右に同じく
蒼井翔太
蒼井翔太
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…
2時間予約していたのでしばらくの間彼らはずっとカラオケをしていた
蒼井翔太
蒼井翔太
飲み物取ってくる
友人1
友人1
俺も行くよ。お前ら何がいい?
友人2
友人2
僕はコーラ
友人3
友人3
同じく
友人4
友人4
同じく
友人5
友人5
俺はお茶
友人1
友人1
分かったよ。行くぞ翔太
蒼井翔太
蒼井翔太
うん
飲み物を取りに2人で行った
友人1
友人1
えーっとコップ6と…ストローいるか?
蒼井翔太
蒼井翔太
要らないんじゃね
友人1
友人1
だよな
危ないからと僕は彼のグラスと自分の分を持ち、残りの4つは彼が持ってくれた
蒼井翔太
蒼井翔太
大丈夫???
友人1
友人1
平気だよ。翔太がいてくれた助かったよ
蒼井翔太
蒼井翔太
えっ……そうなの?
友人1
友人1
そうそう。俺いつも1人で飲み物取りに行ってるような感じだし……たまに俺も行く!って言うやつもいるけどな
蒼井翔太
蒼井翔太
へぇー(゚A゚)
走行しているとグラスに全部飲み物が入り、彼らのところに向かった
次の瞬間っ!!!!
パシャ……
あなた

きゃっ……

友人1
友人1
あっ……ごめんなさい!!
後ろの人に気づかなかったのかその子の服にお茶が零れた
あなた

大丈夫です。もう少し下がれば良かったですよね

友人1
友人1
いやっ!僕が見てなかったのが悪いから
蒼井翔太
蒼井翔太
えっと……これっ
僕はグラスをテーブルに置き、自分が来ていたパーカーを彼女にあげた
あなた

大丈夫ですっ!!

蒼井翔太
蒼井翔太
いやっ……その…シミ…結構目立つから
あなた

あっ……

お茶でも少し濃いものだったのでその子の白のワンピースにシミがついてた
あなた

……借ります

友人1
友人1
本当にすみません!!!
あなた

気にしなくていいですよ

そう言って彼女はパーカーを羽織り、飲み物を2つ取って戻ろうとした
あなた

あっ……あのっ!!

友人1
友人1
はい???
あなた

名前聞いてもいいですか?またどこかで会えた時に

友人1
友人1
パーカーを返すからか……名乗れば?
蒼井翔太
蒼井翔太
蒼井翔太……です
あなた

蒼井さん……ありがとうございました。次に会う時はクリーニングに出してから渡しますね

蒼井翔太
蒼井翔太
クリーニング出さなくても大丈夫だから
あなた

いえ……させてください

彼女は申し訳なさのようにお願いしていた
蒼井翔太
蒼井翔太
わかった
あなた

ありがとうございます

微笑んだその子は可愛かった
あなた

それでは失礼します(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ

ーーー
友人1
友人1
あの子の名前聞けばよかったな
蒼井翔太
蒼井翔太
そうだね……
友人1
友人1
翔太……マジで悪い!!本来なら俺が貸せば良かったのに……
蒼井翔太
蒼井翔太
いいよ。お前Tシャツだし脱いだらあの子ビックリするでしょ
友人1
友人1
そうだな。それじゃあ部屋に戻ろうぜ……あいつら待ってると思うし
蒼井翔太
蒼井翔太
うん
ーーー
友人1
友人1
お待たせ
友人2
友人2
遅い!!!!
友人1
友人1
悪い……ちょっとアクシデントがあってな
友人3
友人3
それなら仕方ない。翔太も大丈夫か?
蒼井翔太
蒼井翔太
うん
友人4
友人4
あれ?お前パーカーは?
友人5
友人5
まさか……そのアクシデントの原因って……
彼らは友人1を見ていた
友人1
友人1
Σ(・ω・;)ギクッ
飲み物運ぶ際に後ろの人に気づかなくて女の子のワンピース少し汚しちゃって……たまたま翔太がパーカー着てたからその子に貸してたのです
友人2
友人2
なるほど……じゃあ今日の奢りはお前な
友人3
友人3
そうだな!
友人1
友人1
ちょっ……わかったよ
友人4
友人4
翔太……寒くない?寒かったら俺の貸すよ
蒼井翔太
蒼井翔太
ありがとう……でも大丈夫。あのさ……
友人5
友人5
???
友人2
友人2
どうかした?
蒼井翔太
蒼井翔太
僕も歌ってもいい?
友人3
友人3
もちろんいいぜ
否定されるかと思ったけどみんな納得してくれた
蒼井翔太
蒼井翔太
ありがとう
友人1
友人1
なんの歌歌うの?
蒼井翔太
蒼井翔太
倖田來未さんの…「So Into You」
友人4
友人4
それ知ってる。翔太に合いそうだな
友人5
友人5
曲入れたぞ
友人1
友人1
はやっ!!!
友人3
友人3
ほらっマイク
蒼井翔太
蒼井翔太
あっ……ありがとう
学校に行けなかった日はずっと家でテレビを見たり音楽を聞いてた。

音楽が一番大好きで聞く度に元気が出てきた

一番好きな歌手が倖田來未さんで今の自分の声と合うって思ってずっと家で練習していた
ーーー
蒼井翔太
蒼井翔太
はぁ……はぁ……どうだった?
みんな沈黙していた


やっぱりダメだったかな???
友人2
友人2
うますぎるだろ!!!
友人4
友人4
翔太の声……めっちゃ綺麗やった
友人5
友人5
歌上手いよ翔太!!
友人1
友人1
ずっと聞いていたいって思った
友人3
友人3
確かに…翔太歌うの好きなのか?
蒼井翔太
蒼井翔太
うん!好き……僕、家でずっとテレビ見てたし曲を……歌いたくて家で練習してた
友人2
友人2
練習してたとしてもこんなにすごい曲になるなんて……
友人5
友人5
俺……翔太の声大好き!
友人4
友人4
俺も
友人1
友人1
僕も
友人3
友人3
同じく
友人2
友人2
全員と同じく
蒼井翔太
蒼井翔太
……ありがとうみんなっ!!!
こんな声でもみんなに褒められた。


そこからは1人やみんなでカラオケ屋に行った。


そこが僕の居場所みたいだった


ーーー
蒼井翔太
蒼井翔太
今日は何を歌おうかな〜〜
1人でうろちょろとカラオケ屋に向かっていると
あなた

あの〜……

蒼井翔太
蒼井翔太
???
振り向くと見たことあるような子が立っていた
あなた

もしかして……蒼井さんですか?

蒼井翔太
蒼井翔太
はいっ……もしかしてあの時の???
あなた

はいっ!!

あの時、ワンピースを着てた女の子だった
蒼井翔太
蒼井翔太
まさか……こんな所で再開するなんて
あなた

そうですね。もしかしてカラオケ屋に行くんですか?

蒼井翔太
蒼井翔太
うん……君も?
あなた

はいっ……あの、もし良ければ一緒の部屋でもいいですか?

蒼井翔太
蒼井翔太
えっ……別にいいけど?
あなた

ありがとうございます

なんでだろう???
そして僕とその子と2人でカラオケ屋に入った