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第51話

「病院」
 統牙said

救急車で運ばれた和桜は、すぐに手術室に入った。俺は手術室前の椅子に座り、手術の成功を祈った。
 30分後─

琉己と琥珀が来た。
十六夜琉己
十六夜琉己
 統牙、和桜は……?
八神統牙
八神統牙
 今、手術中だ。
ところでそっちは大丈夫だったのか?
十六夜琉己
十六夜琉己
 あぁ。でも、雲龍の奴逃げていったな……。最低最悪の下衆野郎だな。
八神統牙
八神統牙
 ハハ……。お前らしい、言い方だな。
 俺は琉己の口の悪さに笑った。
十六夜琉己
十六夜琉己
 そりゃ、どーも。それよりも、琥珀も誉めてやれよ。アイツも自分の役目を真っ当してたんだから。
烏水琥珀
烏水琥珀
 俺?俺はいいですよ。
 そんな会話を聞いて、俺は和やかな気分になった。…でも、お前もいねぇと。

和桜、絶対死ぬなよ。お前の居場所はここなんだから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 2時間半後─ 

手術が始まって3時間。ようやく“手術中“の赤いランプが消え、ドアが開いた。
八神統牙
八神統牙
 先生!和桜は…?
 俺たちは、手術室から出てきた先生のもとに走って行った。
 俺の言葉に、琉己と琥珀はゴクリと唾を呑んだ。
病院の先生
 一命はとりとめましたが……。もしかしたら……。
八神統牙
八神統牙
 そう、ですか……。
ありがとうございました。
病院の先生
 いえ、こちらも最善のことを尽くしたのですが、すみません。
八神統牙
八神統牙
 大丈夫です。
本当にありがとうございました。
 先生は俺たちの前から去っていった。
 そのあと、俺たちは和桜のいる病室に行った。俺は、和桜の姿を見て胸を締め付けられた。
八神統牙
八神統牙
 和桜、ごめんな。俺のせいだ。
 そう言って、和桜の手を握った。
十六夜琉己
十六夜琉己
 統牙、俺と琥珀は帰る。後は2人でゆっくりして。
八神統牙
八神統牙
 ごめんな、疲れてるところ。琥珀もありがとな。
烏水琥珀
烏水琥珀
 いえ、後はお願いします。
 “じゃあ”そう言って2人は病室を出ていった。
 和桜、早く戻って来いよ。お前、まだ自分の任務を果たしてないだろ?