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第68話

「イラつき」
 和桜side
 あたしは、諦めない有栖川にイラつきを覚えた。負けだと認めればいいものの、一向に引き下がらない。気づけば、統牙たちの方向に足が向いていた。
 ナイフを拾い、歩く。
八神統牙
八神統牙
 おい、どうしたんだ和桜……
 統牙の言葉すら耳に入らない。
流川和桜
流川和桜
 なぁ、アンタいい加減にしろよ。
うぜえんだよ。
 気づけば、ナイフを振り下ろしていた……
















































 有栖川の顔の真横に。




























 有栖川は涙目で、顔は真っ青になっていた。
流川和桜
流川和桜
 負けは負けだ。
今日で雲龍は解散だ。
さっさとここから立ち去れ。
開戦する時に約束したんだから、守れよ。
有栖川玲央
有栖川玲央
 はっはい………。
 そう言った有栖川はまだ意識のあるヤツらに声をかけ、みんなで傷をかばいながら風のように去っていった。