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第3話

「過去2」
 和桜said

ある人に出会うまでのあたしは、荒れていた。


夜道を歩いていると、いきなり不良に絡まれた。勿論、恐怖で頭を占めていた。
だけど、負けず嫌いなあたしは一か八か戦った。
途中から記憶が無く、ふと我にかえるとあたしに絡んできた不良は血だらけで倒れていた。あたしの手も真っ赤に染まっている。

殴り合いなら姉に絶対勝てると確信した。あたしは毎晩夜道を歩き、不良に絡まれるのを待っていた。絡んできたら倒す。ずっとこれを繰り返していた。
しばらくたって、あたしに通り名までついた。「漆黒の影」という通り名が……。

不良
 お前、漆黒の影だよな。
俺たちの相手しろよ。
流川和桜
流川和桜
  いいぜ。
そのかわり手加減できないけど。
 あたしはタバコの吸殻を地面に落とし踏んだ。
不良
 上等だ。いくぜぇ!
不良
オォォォオ!!!
 10人くらいの不良があたしにかかってきた。
相手の攻撃を交わし、一発、一発拳に力を込めて殴った。
記憶が無くなっていく―……

―我にかえると、目の前には血だらけの不良たち。自分の手には血。
流川和桜
流川和桜
 あたしが負けるわけないでしょ。




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???
 ここか?

ッおい、大丈夫か?
 血まみれのあたしに驚いた男の人が、声をかけてきた。