では、スタート♡
出会いはそうだなぁ。
小学一年かな?
おんなじクラスになった。
でも、その時は案外仲良くなかった。
私が4年生の時私は初恋をした。
初恋ほど実らないもの。と言う。
その通りだと今は思う。
だけどその時の私は本気だった。
でも、彼女は私が彼女を好きだと言うことに気づき漬け込んだ。
辛かった
彼女が放課後一緒に帰ろうと、言ってくれた。
私は彼女の本当の思いなんか知らず浮かれていた。
帰り彼女はいなく、その代わりにクラスの中のいじめっ子がいた、
私は必死に抵抗した…
だけど、やっぱりダメだった
腕に3つ位だったかな?
あざが出来た。
母は心配した。
階段から落っこちたと、言い訳した。
よくある漫画で、虐めの怪我を階段から落っこちたと言うが、本当にそれしか出てこなかった。
母は普通家庭の普通の幸せを願っている。
きっと。
私は打ち明けられるわけもなく部屋に戻った。
私は1人姉がいる。
年が近くてとても優しく面倒見のいい姉
まるで絵に描いたかのような完璧で可愛く、
私にとって姉は悲しませたくない人だった。
あざは制服で隠した。
次の日学校に行くと、上履きがなかった。
私は少し漫画みたいだとおもしろかったがそれより悲しかった。
でも、泣いては相手の思うつぼだと思って泣かなかった。
でもそれは逆効果だったようだ。
もうその時は彼女を好きじゃなかった。
当たり前だ。
私は告白しなくて良かったなぁとそんな呑気なことを考えながら。
ある時のちに私の親友となる百合ちゃん(仮)が先生に報告してくれていたらしく、イジメは終わった。
まだ、陰口は言われていたが。
しかし、前よりはかなりマシだ。
ある時私の隣の席が反抗期のメイ(仮)になった。
反抗期のメイはとても短気だった。
片親な事もあり、精神が不安定だったのだ。
当たり前だが、彼女に近づく人は誰もいない。
私にとってその反抗的な姿は可愛いものだった。
メイは根は悪い子じゃなくて、すぐに仲良くなった。
先生も手に負えないレベルで私がまるでお世話係のようになってしまったが…。
メイは勉強は苦手だが飲み込みが早く覚えがいいため、勉強を教えてほしいと言われ、教えてあげたらすぐにテストでいい点数をとった。
エスカレーター式の学校だったため、メイはテストでいい点を取らなければいけなかった。
しかし、いくら私の言うことを聞くとはいえ、まだ他の人を信じられるまでではなく、メイは少し私に依存するようになった。
そんな事をしているうちに5年6年と。
6年では少しづつメイにも友達ができた。
喜んでいた。
私は少し胸が苦しくなった。
これは嫉妬というものだ。
4年生の時の思い出や家族のこともあるし、私は女の子が好きだと言う感情を押しつぶした。
痛かった。
胸が
6年生の時告白してきてくれた男の子がいた。
いわゆる王子様的な子だった。
私は全く興味がなかったため、断ってしまった。
それで私の噂が立ち私に急に告白してくる奴がいた。
なんか告白してOK貰えたら勝ちみたいなゲームをしてたらしい。
今思うとしょうもない。
私は確かに男の子も好きにならなくはない。
一度だけ。恋をしたことがある。
とっても可愛い男の子だった。
まるで女の子みたいな。
その子は女みたいだと虐められていた。
可哀想だった。
でも彼は…いや彼女はむしろ嬉しがっていた。
いじめ自体は嫌だったようだが、彼女は心は女の子なのだから。
自分は恵まれた容姿だと、嬉しがっていた。
そんな彼女は今かっこいい彼氏を見つけてラブラブだ。
彼女は今でも私のいい友達である。
友達だが少し羨ましかった。
彼女みたいな中性的な顔だったらなぁと。
もう少しカッコ良い顔だったらなぁとか、めっちゃ可愛かったらかなぁとか。
まぁ、どうにもならないのだけれど。
話戻るが、そのゲームのようなもので私は学年の全員をほぼ振った。
それ以来女が好きなんじゃないかと言う噂が流れた。
全くその通りなのだが。
その時…今もだが。
まだ女の子を好きだと完全に認めたくなかった。
時々今でも性別ってなんなのかと思う時がある。
だからといって男になりたいわけじゃない。
男と、女の子とそう言うことがしたいわけじゃない。
愛…
って。どういうものをいうのだろうか。
なんの、どんなラインからを愛というのか。
ん〜なんだろうなぁって考えても思いつかないが。
だってどっちの性別でもないのだから。
夜な夜な調べまくった。
「パンセクシュアル」
全性愛。
私には妙にピッタリな気がした。
少し私の暗い過去のお話しをしよう。
(もう既に暗いのだが。)
私は小学2年生の頃に誘拐(未遂?)にあっている。
完全に…ではなかったが、少し性的なこともされそうになった。
そのせいで私は極端に男の人、性行為に恐怖心を持ってしまった。
結局私を見かけていた通行人によって事件は解決するのだが。
ゲームが少し終わった頃。
(急に話戻すやん)
きっとメイの耳にもそういう事が飛び込んできてはいたのだろう。
6年の後半。私はメイに告白した。
「私女の子も、男の子も好きなれるんだ。
それでね。メイのことずっと好きだったんだ
けど…。」
って。
今でも後悔してる。
メイとは友達であれば良かったなぁと、今でも後悔している。
メイは私のことを心配してくれていたから、
「そっか。気づかなくてごめんね。
今の時代そういう子いっぱいいるよ。
でも、、、ごめんね。
望(主)のことはそういう目で見れない。
これからも友達でいようっ!」
って。
急に告白されたのにちゃんと言ってくれたメイ優しいなぁ…。
メイは他の人に言いふらすもなく、いつも通り
"なるべく"接してきてくれた。
やはり、告白してしかも女の子に。
普通の関係に戻れるはずがない。
段々と話す回数は減り、ずっと一緒だったメイとはほぼほぼ会話をしなくなっていた。
その時は4年生の頃に仲良くなった百合ちゃんと2人でいた。
彼女には全く恋愛感情を抱かなかった。
別に女の子だからみんな好きとか…。
そういう勘違いはしてほしくない。
実はふと思い返すとみんなボブかショートしか好きになっていない。
ここまでして中性が好きか…。
と、自分で呆れた。
もしかしたら言い訳だったのかもしれない。
女の子が好きなわけじゃない。と
しっとっていう感情がメイとの関係を狂わせた。
にがてな男の人を好きになれば良かったのかな。
たぶんそれが正解なんだろうな
いつも私は思ってしまう時がある