あれから1年経った。
INIは今も変わらず活動を続けている。
柾哉との接近禁止命令は明日で解除される。
それと同時に明日私は日本を旅立つ。
もともとデザインの仕事がしたくて専門学校に入ってたから、これを機に最先端デザインの本場アメリカにデザイン留学することにした。
実は陽太が逮捕された日の夜大夢から電話が来ていたのだ。
大夢:「あなた…大変だったよね。」
あなた:「うん、でも最後は自分の言葉で自分の力で解決できたから(*´∇`*)」
大夢:「( ´ー`)そっか。俺そういうあなたが好きだったよ。」
あなた:「え?」
大夢:「そういうこと笑笑でも今回の事で分かったよ。伝えちゃいけないこともあるんだなってね」
あなた:「大夢…」
大夢:「でもこうして伝えちゃってるけどね笑笑」
大夢:「お互い頑張ろう。もし会えないとしてもメンバーとあなたの心はどこにいても繋がってるからね( ´ー`)」
あなた:「うんその通り。お互いの道でお互いのやりたいこと見つけて全力でやろう。」
あなた:「私見つけたんだよ。やりたいこと。ていうか見失ってたって言ったほうがいいかな…。」
大夢:「デザイン…?」
あなた:「うん。デザインの本場アメリカに行ってこようと思う。」
大夢:「そっか…じゃあもう会えなくなる…?」
あなた:「まぁ行けるとしてもせいぜい1年後くらいかな?だからもうちょっと会えるよw」
大夢:「じゃあもしあなたがデザイナーになったら俺たちの服もデザインしてくれるかもってこと…だよね(oゝД・)b」
あなた:「いいね~繋がってるって感じwww」
大夢:「じゃあ明日遊びに行くね(*´∇`*)」
あなた:「めっちゃ急じゃね?www全然ウェルカムよw」
大夢:「っしゃww」
そんな他愛もない会話からもう1年経ったんだなぁ
翌日。
京介:「8時に出発だよね?」
あなた:「うん( ´ー`)」
京介:「じゃあみんなで行くから、"柾哉も連れて"」
あなた:「うん1年ぶりかぁ…」
京介:「もうすぐ着くよ( ´ー`)」
あなた:「お!!!じゃあ一回切るよ?」
京介:「は~い」
もうすぐで京介たちに会えるんだ。
あ来た。
柾哉:「あなた!!!」
あなた:「柾哉ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
柾哉:「ごめんね、俺のせいで…」
あなた:「絶対言うと思ったわw」
あなた:「元気でね…。私ちゃんとみんなのこと見てるから。」
迅:「あなたと離れたくなぁいぃ"ぃ"」
あなた:「はいはい笑笑」
あなた:「それじゃ…」
全員:「元気で!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あなたがINIの衣装をデザインしたのはまだ先の話…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。