第10話

火曜日のドアの向こう。
1,372
2018/04/01 22:59
@そらちぃsideーーーーーーーーーーーーー
信じる。あなたがいるってのを。
探す。あなたがいるはずなんだ。
看護師さん
ちょっと、そこのあなたっ!
やっべ。バレちゃった。
俺はささっと物陰に隠れるが、えいちゃんとりっくんが見つかった。
リクヲ
あっ、すすすいま…
看護師さん
いいからこっち来なさい!
エイジ
小声:)やらかしたな…
そう小声で言ったえいちゃんから、ウィンクが送られる。
そんな期待に応えるためにも、俺はあなたを探す。
少し忍び歩きで進むと、1つの病室が目に止まる。
ドアが開いていた。
そこには…































そらちぃ
あなた…?
そらちぃ
あなた…!
あの後ろ姿は、あなただっ!
やっぱ、生きてた!
そらちぃ
ねぇ、あなた!
あの後ろすg…
そらちぃ
え?
横にいたはずのあなたに話しかけるも…
いない。
もう1度病室の方を向く。
そこにはやっぱり、背を向けたあなたの姿。
あなたは、窓を開け満月を見て、入り込んでくる風に髪をなびかせる。
すると次の瞬間_
窓から、ものすごい勢いで風が吹き込んできた。
カーテンがふわっと舞い、あなたを包むと。
目の前のあなたが…
いない…?
すぐさま横を見ると、
あなた

ぁいてててぇ〜っ

あなたが、頭を抱えて、バランスを崩しながら立っていた。
足元はおぼつかない様子。
そらちぃ
えっ?
俺は全く何が起きてるか、分からなかった。

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