第24話

木曜日の罰
1,143
2018/05/09 10:18
“ちゅっ”
あなた

!!!?

今までにないくらいに優しいキス…
ほっぺに触れるだけの…
優しくて、甘いキス…
はじめ
これは、罰だから。
はじめが意地悪そうにそういうから、ドキドキと鼓動は止まらないまま。
逆に、はやくなってる。
すると
はじめ
じゃあ帰りますよ〜
はじめは、スッと立ち上がり私の目の前を通り、背を向ける。
あなた

ま、待ってよ///

急いで、駆け足でついてく私。
はじめ
小声:)ふっ。可愛い。
ボソッとはじめが呟く。
あなた

なんか言った?

そういうながら私は、はじめの横につく。
はじめは首を横に振り、にこやかな表情をする。
数十分後_
見慣れた外壁に思わず興奮する。
少しこの場所を離れただけなのに、なんだか懐かしい。
そう、はじめの家。
はじめ
シルク達もいるから。
はじめは車をバックさせながら、そう言う。
駐車が終わると、私達は車から降りた。
なんだか、新鮮な気分だった。
“ガチャ”
と、勢いよくドアを開ける。
2階へ駆け上がると、シルクとンダホが。
シルク
おぉ、あなた!
ンダホ
久しぶりじゃ〜ん!
2人は同じタイミングでこちらを向く。
あなた

ふっ。

それを見て笑えてきちゃった。
あなた

久しぶり♪

はじめ
ダホ〜!お土産!
はい、ポテチ。
後ろから来ていたはじめも加わり、一気に賑やかになる。
数時間後_
雑談をしてると、時間って早く過ぎるなぁ。
時刻はもう6:56
はじめ
もうこんな時間か!
シルク
やっべ、
編集やりっぱなしだわ…
ンダホ
お腹すいたぁ…
みんな口々に思い思いのこと言う。
あなた

じゃあ、ご飯作るから!

シルク
おっけい。
はじめ
助かるわ!
ンダホ
やったぁ!楽しみ♪
各自、自分のやるところへ向かった。
よしっ、私も始めるか!
冷蔵庫を開けるも、ほぼ空。
買い出し行きたいけどな…
誰かに助けを求めようとして後ろを向くと、シルクがパソコンとにらめっこしていた。
あなた

シ、シルク!

私の声に気づいた様子で、シルクはイヤホンを外す。
シルク
どした?

プリ小説オーディオドラマ