第17話

木曜日の突然すぎて
1,247
2018/04/22 11:13
“ゆさゆさ”
と、誰かに体を揺さぶられてる。
シルク
小声:)あなた〜、起きろ〜
あなた

???

私は、うつ伏せで寝ていた顔を起こす。
シルク
小声:)ちょっと来い!
あなた

やだぁ…まだねむぃ…

私は、半分寝ぼけたんまで返事を返した。
シルク
小声:)しょうがねーな!
そう言うと、私の体がふわっと浮いた。
あなた

!?

慣れない感覚に私の目は覚める。
あなた

ちょっ!やめてよ!

シルクが、私をお姫様抱っこしてる。
こんなん、恥ずかしすぎるって!
シルク
あれ?寝てたんじゃないの 笑?
少しバカにしたように、顔を覗かれる。
あなた

もう、起きたって!
お〜ろ〜し〜て!

シルク
やだね。
シルク
はじめたちが、起きちゃうから、じっとしてて。
そう言われ、おろしてくれる様子もないので私は、バタバタしてた身体を止めた。
シルクは、玄関で私のことをおろす。
シルク
ん。靴履いて。
あなた

う、うん

言われるがまま靴を履き、外に出る。
あなた

どこ行くの?

私はシルクに尋ねた。
シルク
ん?別に、決めてないけど。
あなた

どういうこと?

シルク
いや最近忙しかったじゃん?
だからあなたとこうやってゆっくりしたいなぁと思ってさ。
優しい顔で微笑むシルクをみて、恋心がくすぐられる。
すると_
“ギュッ”
あなた

!?!?

シルクの大きな手によって、私の手は包まれる。
こういう状況で、何も言えないのが私の悪いとこ…
早朝すぎて、誰もいない道をゆっくりと歩く。
2人おんなじ歩幅で。
すると消え入りそうな声で
シルク
あなた…?
という、少し甘えた声。
あなた

ん〜?

私は、あえてシルクの顔を見ず返事をする。
シルク
1つ言いたいことがある
足元を見て少し悲しい顔をするシルク。
あなた

どうしたの?

シルク
あ。やっぱや〜めた。
あなた

なにそれ?!

あまりにも突然すぎてびびる。
でも、私には分かる。
シルクはなんか隠してるって。

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