5年後_
私は、あのあと無事に退院して何事もなく過ごしてきた。
大学を卒業した私は、奇跡的にもUUUMでアバンティーズのマネージャーになることが出来た。
今日は息抜きに、そらちぃとゲームセンターに来てる。
別にそらちぃの彼女ってわけじゃないし、ただの友達みたいな感じ。
するとそらちぃは、頬を赤らめ
と叫んだ。
私とそらちぃは、プリ機の中に入った。
"まずはピース!3,2,1!"
"仲良し♡ぎゅ〜っ!!!3…"
画面には仲良くハグする女の子達。
"…2,1"
次の瞬間、そらちぃが
"ギュッ"
と私を抱きしめた。
と耳元で囁く息が耳にかかってくすぐったい。
私は、小さくコクコクを頷いた。
今日から、やんちゃな彼氏とのハチャメチャな日々が始まりそうです。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!