第15話

水曜日の小雨
1,243
2018/04/15 09:39
あなた

私のことが…

????
見える。見えるとも!
HIKAKIN
僕は、YouTuberのHIKAKINっていう者で〜す!
陽気に挨拶をするHIKAKINさん。
HIKAKIN
もしかして、迷い込んじゃった系?
あなた

えっと…

私は、私が抱え込んでいる事情を話した。
HIKAKIN
そうだったんだ…。それは災難だったね。
HIKAKINさんは、とても親身になって話を聞いてくれた。
HIKAKIN
僕は、君みたいな子を見ることができる。でも、はっきり見えるわけじゃなくて、オーラとして見えるんだ。
あなた

オーラ…?

HIKAKIN
うん、あ!
みんなにはこのこと内緒ね!
HIKAKINさんは人差し指を立てて、ウィンクをする。
あなた

あ、はい。

HIKAKIN
君の顔とか姿とかは見えないけど、君が身にまとっているオーラを見ることができる。
HIKAKIN
例えば、その…小さい…男の子とかは、黄色いオーラとか、明るいオーラを感じられる。オーラっていうのは、その人のカラー?みたいなものだと、僕は思ってる。
HIKAKIN
あとは、その人のオーラ以外にも、君を想ってる人の色が出たりする。まぁ、これはその想ってる人の意思が強い場合のみだけど。その、君を想ってる人の君への想いが強いと、その人のオーラが、君にまとわりつく。君を、守ってる感じ…かな?
あなた

想ってる…人?

私は、首を傾げて聞く。
HIKAKIN
そう。うーん、君からは…
HIKAKIN
色々な色のオーラが、感じられる。うーん、とてつもなく色が多いね。
HIKAKINさんは、目をつぶってそういった。
あなた

はい…?

HIKAKIN
最初は、えっと。紫っぽい色。
小雨のように優しく、君をを撫でてくれるような…?そんな感じのオーラが、まとわりついてるよ。
あなた

優雨?

HIKAKIN
きっとその子は、まだ君をちゃんと想ってる。
あなた

優雨が…。私のことを…。

HIKAKIN
あとは、
黄緑のオーラ。きっとこれははじめかな?あと、赤と黄色はシルクとンダホ。
えっと…?
今なんて。
HIKAKIN
僕の知ってる人なら、オーラを見た瞬間、誰のオーラか判別することができるんだ。みんな君のこと大事に想ってるよ。
あなた

は、はぁ…

もはや、
何がなんだか分からなくなってきた。

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