第39話

土曜日の本心
997
2018/07/13 10:00
ンダホ
俺もね、
あなたのこと好きだから。
あなた

!?

驚きを隠せず、動揺する。
ンダホが…?
ンダホ
いいよ?そんな顔しないで!
ンダホがにっこり笑う。
ンダホ
俺は、あなたをシルクとはじめからとるつもりは無いよ。今はあなたをこうして支えられるだけで、嬉しいからさ。
あなた

ンダホ…

私は、もう瞳が潤っている。
ンダホ
だからいいんだよ?ね!
ンダホは、私の肩を持って慰めてくれる。
あなた

ごめんねっ、ンダホ〜 泣

こうやって、ケジメがつけられない自分が大っ嫌いだ。
ンダホ
泣かすつもりじゃなかったのに…
ンダホ
泣かないで〜
ンダホが、私の頭をポンポン触る。
あなた

うっ…ごめ〜ん 泣

ンダホ
俺こそ、ごめんね…
優しく、でも、少しさみしそうな声でそんなこと言われると、胸が締め付けられる。
ンダホが私を優しく抱きしめた。
数時間後_
ンダホが運転する車に乗って揺られ、UUUMへと足を運ぶ。
ンダホ
じゃあ、撮影行ってくるね!
ンダホとは、とある撮影部屋の前で別れた。
あなた

ばいば〜い

ンダホを見送るとすぐに聞きなれた声が。
はじめ
あなた〜!
私はくるっと後ろを向き、
あなた

はじめ!

と叫んだ。
その後ろには_

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