俺もね、
あなたのこと好きだから。
!?
驚きを隠せず、動揺する。
ンダホが…?
いいよ?そんな顔しないで!
ンダホがにっこり笑う。
俺は、あなたをシルクとはじめからとるつもりは無いよ。今はあなたをこうして支えられるだけで、嬉しいからさ。
ンダホ…
私は、もう瞳が潤っている。
だからいいんだよ?ね!
ンダホは、私の肩を持って慰めてくれる。
ごめんねっ、ンダホ〜 泣
こうやって、ケジメがつけられない自分が大っ嫌いだ。
泣かすつもりじゃなかったのに…
泣かないで〜
ンダホが、私の頭をポンポン触る。
うっ…ごめ〜ん 泣
俺こそ、ごめんね…
優しく、でも、少しさみしそうな声でそんなこと言われると、胸が締め付けられる。
ンダホが私を優しく抱きしめた。
数時間後_
ンダホが運転する車に乗って揺られ、UUUMへと足を運ぶ。
じゃあ、撮影行ってくるね!
ンダホとは、とある撮影部屋の前で別れた。
ばいば〜い
ンダホを見送るとすぐに聞きなれた声が。
あなた〜!
私はくるっと後ろを向き、
はじめ!
と叫んだ。
その後ろには_
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!