第46話

苺色の気持ちを知った時
994
2018/08/06 23:18
はじめ
あなたが無事で良かった…
涙を拭いながら、はじめがそう言う。
ポッキー
どうなるかと思った…
そらちぃ
ばか、ばか、あなたのばかぁ〜
しゃがんで私のベッドに顔を埋めたそらちぃが、私をぽかぽか叩く。
シルク
本当に…良かった…
じん
俺…なんも出来なかった…
そういうじんたんに、
テオ
しゃーない。
と、じんたんの肩に手を置くテオくん。
みやゆう
あなたちゃんが無事で、何よりだよ。
少し涙目のみやゆうくんがそう言う。
リクヲ
車で探しても、
見つからないわけだ…
ツリメ
ありがと、りっくん。
リクヲに微笑むツリメは幸せそうな笑みを浮かべた。
エイジ
戻ってきてくれてありがとな。
意味深な言葉と共に、エイジは私の頭を撫でる。
ンダホ
本当…
良かったしか出てこないよ。
あなた

ごめんね、でもほら!元気だから!

私は、大きく手を広げてみせた。
エイジ
お前は、あほか。
リクヲ
そういう問題じゃないくらい、みんな…
みやゆう
あなたちゃんのこと心配したってことだよ。
あなた

シルク
つまりなぁ…
ンダホ
ここにいるみんなが、
ツリメ
あなたちゃんのこと、
はじめ
本当に本当に!
テオ
大切に思ってる。
じん
大好きってこと!
ポッキー
幽霊のあなたも、このあなたも…
そらちぃ
大好き。
そらちぃ
でしょ?
一同
うん。
あなた

大好き…かぁ…

あなた

ありがとう。私も大好き。

私の心が苺みたいに真っ赤に染まる。
この初めての気持ちを噛み締めて。
あぁ、ほら。今日も空が綺麗です。































fin

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