なんとか7人は落ち着きを取り戻し、今は大人しく座っている。
そんな7人を落ち着かせ終えたあなたはロンジュンとジェミンとヤンヤンの3人で楽しそうにお喋りをしている。
若者に混ざっていると、自分も若返ったような気分になるからだ。
あなたの純粋な疑問にロンジュンは少しだけ困ったような表情を見せる。
そんなロンジュンの代わり、というようにジェミンは
と、怪しげな笑顔を浮かべてそう言った。
ロンジュンは んん、と悩んでから
にしても、火、水、木か。
どういう事なんだ、今は話せない、って。
威神と関わりがある時点で普通ではないと思ってはいたけれど この子達は一体何者なんだろう。
それも全部、その曜日になれば分かる話だ。
我慢しなくちゃ。
へディアス
その言葉に少しだけ空間がピリ、としたのが分かった。
だけどそれは全員初めて聞く名前。
つまり、情報が一切ない。
僕達みたいな裏の便利屋…裏社会で生きているような奴は情報が1番大事だ。
そんな世界で情報がない、というのは恐ろしいもので
どんな事を目標にしているどんな組織か、それとも権力の持つ一人の人間なのか、相手がどれくらい脅威になるか、どんな所と繋がっているか、
全て分からない。
相手がただの組織ならいいが、それが政府なんかと絡んでいたら大変な事になる。
威神の場合は 最悪、中国へ拠点を移せば済む話だが。
ウィンウィニヒョンはノートパソコンを開き、キーボードを叩き出す。
あなたはまた頭にひっかかる。
ジェミンの言葉だ。
規則?
ジェミンは水曜と木曜?
ロンジュンは火曜?
全く意味がわからない。
きっと真剣に考えたところで この疲れた脳では何も答えは浮かばないだろう。
あぁ、また何か厄介な事が始まりそう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。