俺は、あなたと出会った時からあなたのことが好きだった。
でも、中学で離れちゃって、それからは連絡がとれつかなくなってしまった。
そして俺が幼なじみのころんとその他のメンバーとすとぷりになったとき
あなたにまた出会った。
ぶっちゃけ運命だと思ってた。
でもちがう、あなたはころんのものになってた。
だから今、俺は思うんだ。
これは神様が与えてくれたチャンスなんだって。
今なら奪える。
さとみくんはどうして、
そんな虚しい顔で私を見つめてくるんだろう
なんか、私も、すごく、すごく虚しくなってくる。
そうだ。私、小学生のときさとみくんが好きだったんだ。
なつかしいなぁ
でも、私は気づいたらころちゃんのとりこになってて……
ブーブーブーブー
ピッ
ピッ
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!