以「ゔっ…」
「我慢してください」
あなたの家に着いた2人は以蔵の手当てをしていた
「も〜なんでこんなになるまで我慢したんですか???」
以蔵はその言葉に顔を暗くする
「??」
以「……お前は…俺が怖くないのか」
「……」
カチャッとあなたは消毒などをしまう
以「俺は辻斬りだぞ…女子供関係なく斬りつけ、今まで多くのやつの命を奪ってきた…」
以蔵はあなたと目を合わせる
以「家まで連れてきて…手当てした後襲われるなどは考えなかったのか!?」
「…じゃあ今から私を斬るんですか??」
以「はっ……?」
あなたは上半身だけ起こしている以蔵の前に立って両腕を広げる
「斬りたいのならどうぞ???」
「斬れるならの話ですけど」
以「なっ…」
実際、以蔵のすぐ左には刀が置いてありすぐにでもあなたを斬ることができる状態だった
以「……っ!!!!」
ジャキッ!!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。