第14話

夜の街
1,880
2020/12/10 15:05


その夜



自分の家に帰ってる途中で、新吉はあなたのことを思い出していた



新吉(あなた……どこかで見たことあるような気がするんだが…)


いくら悩んでもその正体は思い出すことが出来ない




しかし新吉はあなたがただの街人ではないと確信していた


新吉(あの見定めるような目付き…間違いない…俺たちの同業者か…それに似た者か…)



あのたった数分の言葉の投げ合いで新吉はあなたの正体に1歩近づいていた



トッ




その新吉の横の建物の屋根を飛ぶように、一つの影が夜の街に消えていった










新吉は悩むばかりで…気づいていなかった……

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