第3話

シャークんの過去
1,051
2023/08/30 09:37
~ある朝のこと~
(なまえ)
あなた
おはようございます〜
Nakamu
Nakamu
おはよう、あなたちゃん
きりやん
きりやん
おはよう
Broooock
Broooock
おは〜
シャークん
シャークん
……………
スマイル
スマイル
……………
きんとき
きんとき
……………
Nakamu
Nakamu
じゃあ、あなたちゃんも起きてきたし、朝ごはん食べようか
Nakamu
Nakamu
おいであなたちゃん
(なまえ)
あなた
はい
シャークん
シャークん
俺、あっちで食べるわ
シャークんはNakamuにソファーのある部屋の方を指さして喋りかける
Nakamu
Nakamu
あぁ、いいよ
スマイル
スマイル
じゃあ俺も行くわ
きんとき
きんとき
俺も行く
Nakamu
Nakamu
はぁぁ…ため息
Broooock
Broooock
いつ打ち解けるんだろうね食べながら喋る
きりやん
きりやん
さぁ?
(なまえ)
あなた
シャークんさんが先導してる感じに見えますね
Nakamu
Nakamu
シャークんが1番酷かったからね
きりやん
きりやん
スマイルときんときはシャークんよりかはマシだったね
Nakamu
Nakamu
あれ?きりやん、当時一緒にいたんだっけ?
きりやん
きりやん
いたよ
Broooock
Broooock
きりやんが当事者
Nakamu
Nakamu
そうだね
きりやん
きりやん
事件のことを知ってるのは俺とあの3人だけだね
(なまえ)
あなた
その事件知りたいです
Nakamu
Nakamu
俺らも知らないから聞きたいな
きりやん
きりやん
まず、シャークんときんときとスマイルは全員事件の内容も真相も違うってのだけは言っておく
きりやん
きりやん
じゃあまずシャークんから話すね



シャークんは人間と魔人のハーフらしい
が、魔人の血が圧倒的に多かった
だから、正真正銘の魔人とまではいかないが人種としては魔人らしい
人間と魔人の狭間で生まれてきたシャークんだからこそ起こり得た事件だったのかもしれない
シャークんは子供の頃、魔人より人間と一緒に遊んでいた
だが、大人になるに連れて人間の見た目とは徐々に離れていった
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
ねぇ………シャークん………?
シャークん
シャークん
俺……は…
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
魔人なの…?シャークん…
シャークん
シャークん
俺は人間と魔人のハーフだ
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
人間じゃないの……?
シャークん
シャークん
人間だよ、でもそれと同じに魔人でもある
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
嘘つき……
シャークん
シャークん
…え?
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
嘘つき!
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
人間じゃないじゃん!
シャークん
シャークん
いや、でも…
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
人間じゃないよ!
シャークん
シャークん
え……



シャークんが弁解する前にその子は走ってどこかへ行ってしまった
その後だ
シャークんが人間不信になったのは



シャークんは人間の宿「人柱」に帰りたくなかった
その理由はもうみんな分かっているだろう
人間と魔人のハーフということがバレてしまったからだ
シャークんは別に隠してるつもりはなかったが、子供の頃は人間と区別がつかなかったみたいだった
でも、そこ人柱にしか住む場所はなかったので帰るしかなかった
シャークんが扉を開けた瞬間、そこには地獄が広がっていた
宿に入った途端に水をかけられ
シャークんの部屋がめちゃくちゃに荒らされていた
終いには人間に殴られたり蹴られたりした挙句、追い出された
シャークんに弁解の余地はなかった
人間側も聞く耳を持たなかった
でも、シャークんは反撃しなかった
人間が好きだから
嫌いになれなかった
でも人間達の執着心は1日では終わらなかった
シャークんはどんなことをされても反撃はしなかった
自分は人間だからと言い聞かせて
たとえそれが1年続いても
でもそんな我慢もある日、水の泡となって消えていった
その日は丁度シャークんの誕生日だった
人間達がシャークんを誕生日だからと言って宿に呼んだ
シャークんは嫌な予感しかしなかったが、人間達に誕生日を覚えてもらえてるだけで嬉しかった
が、そんな嬉しさも束の間、シャークんの嫌な予感は的中した
シャークん
シャークん
………え……
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
シャークん、誕生日おめでとう~!
シャークん
シャークん
………………
そこに飾られていたのは、小さい頃から魔人の友達だったNakamu達が血まみれになって飾られていた
シャークん
シャークん
Nakamu……?
シャークん
シャークん
きりやん……?
シャークん
シャークん
Broooock………?
シャークん
シャークん
きんとき……?
シャークん
シャークん
スマイル……?
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
嬉しいでしょ?
シャークん
シャークん
「友達の頭に手を置く」
シャークん
シャークん
うん、嬉しいよ
シャークん
シャークん
ありがとう
シャークんの人間の友達
シャークんの人間の友達
えへへ、良かった
シャークん
シャークん
って言うとでも思ったか?

グシャ……
シャークん
シャークん
俺の友達を殺しやがって…人間共が!!

その日からシャークんは魔人になった
それと同時に人間不信になった

その宿にいた人間を全員抹殺した後Nakamu達が住んでいる宮殿へと足を運んだ
血まみれになった体と傷ついた心と共に
シャークん
シャークん
……グスッ……グスッ……(泣)
「宮殿に入る」
???
???
あ、シャークんいらっしゃい〜
シャークん
シャークん
!!
シャークんが顔を上げた目の前には見覚えのある顔があった
シャークん
シャークん
Broooock……
Broooock
Broooock
どうしたの?………泣いてる…?
シャークん
シャークん
Broooock〜(泣)泣きつく
Broooock
Broooock
わっ、どうしたのシャークん
シャークん
シャークん
Broooock、死んだんじゃないの……?
Broooock
Broooock
あぁ〜、1回死んだね
Broooock
Broooock
でも、僕たちの宮殿には再生器具リスポーン装置があるから
シャークん
シャークん
じゃあ、みんな生きてるの…?
Broooock
Broooock
うん、みんないるよ
シャークん
シャークん
はぁ〜、良かった〜
Broooock
Broooock
シャークん、僕達がいなくなったかと思って泣いてたの?w
Broooock
Broooock
www
Broooock
Broooock
可愛い〜w
シャークん
シャークん
笑うなよ…w
シャークん
シャークん
ほんとに良かった、生きてて
Broooock
Broooock
人間とは仲直りしたの?
シャークん
シャークん
してない
シャークん
シャークん
もう仲直りは出来ない
シャークん
シャークん
1回俺の大切な奴らを殺されたからな
Broooock
Broooock
え〜、でもいつかは仲直りしてよぉ〜?
シャークん
シャークん
いつかはな

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
きりやん
きりやん
ってことがあったんだよ
Broooock
Broooock
そうだ、僕にシャークん泣きついたんだったねぇ〜
(なまえ)
あなた
でもなんでこの事件をきりやんさんが……?
Nakamu
Nakamu
きりやんは空間把握能力テレパシーを持ってるからね
(なまえ)
あなた
だから知ってるのか…
(なまえ)
あなた
でも、そんなことがあったんですね
(なまえ)
あなた
シャークんさん
(なまえ)
あなた
シャークんさんが人間と魔人のハーフなの知らなかったです
(なまえ)
あなた
全然そんな風には見えなかったので
Nakamu
Nakamu
シャークんはあなたちゃんと面と向かって話したこともないから知らなくて当然だよ
(なまえ)
あなた
ずっと人間かと思ってました
(なまえ)
あなた
でも最初に魔人って言ってたから、嘘ついてるのかな〜?とか思ってましたけど
Broooock
Broooock
シャークんはほんとに見分けつかないからね〜
きりやん
きりやん
あなたちゃんは大丈夫なの?
(なまえ)
あなた
ん?何がですか?
きりやん
きりやん
その〜……偏見とか
(なまえ)
あなた
偏見はないです
(なまえ)
あなた
この世は十人十色ですから
(なまえ)
あなた
人種が違う人がいたり、シャークんさんみたいに複雑な人もいたり、それぞれですから
(なまえ)
あなた
それぞれがそれぞれの生き方で幸せを掴めればいいと思います
Nakamu
Nakamu
だって
(なまえ)
あなた
Nakamu
Nakamu
良かったね、シャークん
シャークん
シャークん
………まぁ…
(なまえ)
あなた
え!?シャークんさん!?
(なまえ)
あなた
聞いてたんですか?
シャークん
シャークん
……聞いてたよ
シャークん
シャークん
あなたは信じても良さそうな人間だと思ったから裏から出てきた
Nakamu
Nakamu
シャークんもあなたちゃんの友達だね
シャークん
シャークん
まぁ、そうだな
(なまえ)
あなた
これからよろしくお願いします!
シャークん
シャークん
よろしく…


~~~~~~~シャークんの過去 終了~~~~~~~
作者
作者
次回はきんさんの過去公開です!
作者
作者
てことで!
きんとき
きんとき
以上、ワイテルズでした

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