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2021/02/23

第14話

十三
あれはまだ私が高校2年のガキの頃だった
私は学校で友達はおろか、怖がられていた
なぜなら、私は黒死蝶という名の知れた女だったから
そんな私が唯一毎日行っている場所があった
天道街の山奥の廃寺、今の拠点だ
あそこは昔から廃寺で誰も寄り付かなかった
そこに毎日通っては寝ていたんだ
紀久に初めて会った日も私はそこで寝ようとしてた
貴方
……
日向紀久
おい
貴方
……
日向紀久
死んでんのか
誰も来ないはずなのに、声がする
ゆっくり目を開けた
日向紀久
生きてんだな
貴方
あんた誰
日向紀久
知らねぇのか
貴方
知らない
日向紀久
日向会の日向紀久だ
日向会…確か九龍の傘下にあるグループ
貴方
四男の日向紀久…
日向紀久
知ってんじゃねぇか
貴方
なんの用
日向紀久
最近ここで寝てんだろ
貴方
そうだけど
日向紀久
どんなやつか気になってよ
貴方
見に来たと
日向紀久
あぁ
貴方
私が誰か分かって見に来たの
日向紀久
黒死蝶だろ
貴方
知ってんだ
日向紀久
まぁな
貴方
もういい?寝たいんだけど
日向紀久
あ?
貴方
用ないなら帰って
日向紀久に背を向けて寝転ぶ
そして目を閉じて、無意識の世界へ落ちた
これが初めて会った日のこと