高専
ビーッ! ビーッ!
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
高専内 外
モブ術師「すいません。数が多くて。まだ全てを祓えていません。」
私は呪力を渦のように巻き込み、それを蠅頭に向ける。
そうすると蠅頭がその呪力の渦に巻き込まれる。
私は全部の蠅頭が呪力の渦に巻き込まれたのを確認して一気に潰した。
モブ術師「(これが、特級術師。格が違う。。)」
蠅頭共がやっと消えたと思い、足を進めようとした。
そのとき、私の目に入ったものは信じられないものだった。
私は倒れている悟に駆け寄る。
まだ、息はしている。
しょーこに治してもらえるかもしれない。
私の反転術式じゃあ、自分以外はかすり傷程度しか治せない。
急ごう。
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
薨星宮 本殿
……………………………
!
切られてはいるけどあまり傷は深くない。
きっと傑なら大丈夫だろう。
……?
この血溜まりはなんだろう。
傑の血ではない。悟のでもない。
…!!
星漿体か!
ってことは失敗か。まぁ、どっちにしても2人は『抹消』まで承ける気はなかったんだろうけど。
急いで帰ろう。傑を治してもらわないと。
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。