(高校を卒業して2年後の話です)
としみつ side
無事に単独イベントが終わり今は打ち上げに来ている .
スタッフさんも全員いてその中にもちろん今日頑張ってくれたあなたもいる .
もう20歳になったからお酒飲める!と今日はお酒を飲むらしい .
まだ俺はあなたが酔った姿を見たこと無かったのでちょっと面白いなと思いながら楽しく打ち上げをしていた .
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あなた「おにぃ〜ちゃ〜ん」
と「ん?お前どんなけ飲んだんだ」
あなた「そんな飲んでないよ〜」
バディ「あなたちゃん結構飲んでました…」
と「お前なぁ…」
て「あ!あなたちゃん!お疲れ〜」
あなた「あ!てっちゃん〜」
て「え!?てっちゃん!?なにもう1回言って!」
あなた「ん〜てっちゃ〜ん!」
て「可愛い〜酔いすぎだよ?」
あなた「そうかな〜?」
り「そんなに酔ってたら誰かに襲われちゃうよ?」
あなた「え〜でもりょうくんにならいいけどな〜」
と「お前まじいい加減にしろ!ちょっと外出るよ?」
バディ「としさん!よかったら水!」
と「ありがとう」
そして俺は酔ったあなたを連れて外で出た .
2人で邪魔にならないところにかがみ話した .
と「あなたさ今までどんなとこで飲んだ?」
あなた「友達の家とか」
と「ならいいけどこういう皆がいるとこではもう飲むな?」
あなた「なんで?」
と「りょうが言ったみたいにそんな無防備だと誰かに襲われるぞ」
あなた「そっか〜」
と「だから友達の家か俺がいるとき以外飲むな?わかったか?」
あなた「わかった…」
と「ん、じゃあこの水飲んで頭冷やせ」
あなた「ありがと」
と「じゃあ俺戻るからな?」
あなた「え?なんで」
そう言い俺の服を引っ張り上目遣いで見つめるあなた .
と「寂しい?」
あなた「眠たいし寂しい」
と「じゃあもう帰るか、時間も遅いしな」
あなた「うん、」
そして俺は店の中でみんなに事情を説明しあなたと一緒に家へ帰った .
と「そういえば明日スタジオで手伝ってほしいことあるから着いてきて?」
あなた「ん了解」
と「そんときみんなにも謝罪しろよ?」
あなた「はぁ〜い」
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あなたは家に着くとお風呂に入りすぐに寝た .
こいつなりに今日沢山頑張ってたんだろうなと思った .
これからも東海オンエア専属のカメラマンとしてよろしくな .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。