第19話
ニセモノ17
試合開始したのだが、研磨のことが気になりすぎてミスがたくさんあった……。
研磨と目が合うことが多すぎて……
試合が終わり、皆が風呂に向かう頃に研磨と話すことになった
『研磨はいつから気づいてたの?』
孤爪「初めて声聞いたとき」
『よく気づいたね』
孤爪「機械音っぽかったから分かった」
『声変換できるんだこれ。』
孤爪「ゲームいつもしてるから聞きなれてる」
『そういうことか……』
孤爪「俺はそういう所ばっかしか気づかないから」
『バレーでも気づくでしょ』
孤爪「まぁ少しはね」
孤爪「あと、最初は確実だと思ってなかったけど」
『?』
孤爪「お、お……」
『お?』
孤爪「お風呂のやつ…見ちゃった」
『ぇぇええええええええええええ!!!???』
孤爪「…すごく、あなたの声かわいかった」
『かわいくないというか、この場合に相応しい言葉なのかな!?』
孤爪「俺、興奮しちゃってさ、夜……
『待って!!それ以上は言わないで良いから!』
孤爪「ごめん」
『にしても…見られてたとか……』
孤爪「大丈夫、覗いてたのは俺だけだから」
『一人覗いてただけでも大丈夫じゃないから』
孤爪「……あなたごめんね、ほらこれ」
研磨がスマホを取り出す。
そこに写っていたのは
あの時の3人だった
汗が止まらない、呼吸がうまくできない、怖い。
恐怖で足が揺れる。
孤爪「大丈夫だよ、他の人には見せないから」
『で、でも……消して!!お願い!』
孤爪「明日、言うこと聞いてくれるならいいよ」
『…分かった、けど自由時間の時だけね?』
孤爪「うん、一人で来てね?俺の部屋」
『なんで?』
孤爪「何でも良いでしょ」
不安しかないけど、行くしかない。
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