第8話

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21
2021/08/28 14:16







     

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詩月
詩月
今日はありがとうね、湊




あれから時間が経ち、夜。





俺は湊に自宅までわざわざ送ってもらった。







湊
大切な彼女の為だからな、
これぐらいお安い御用だ 
詩月
詩月
もう…そうやって恥ずかしい事ばかり
さらっと言わないでよ



そんな事ばかり言ってたら、




もっと一緒に居たくなるじゃん…!








湊
はいはい、じゃあまた明日学校でな。


そう言いぽんぽん、と頭を優しく撫で笑みを浮かべる湊。





あぁ〜〜、ほんっとうにイケメン…







詩月
詩月
…好きだなぁ
湊
何回も聞いたよ、
じゃあ夜も遅いし…早く寝ろよ
詩月
詩月
うん、バイバイ!


「ん、おやすみ」と返事し、

湊は次第に俺の家から遠ざかっていき
やがて姿が見えなくなった。




俺も家へと入り靴をキチンと脱ぎ揃えると、

リビングのソファに思いっきり寝転ぶ。











       

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湊
……詩月。
好きだよ、今もこれからも。
 






          
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詩月
詩月
…ふふ、




単純な言葉だけど、湊らしい。




湊の事だから多分あの言葉編み出すのに
かなり時間かけたんだろうなぁ…









詩月
詩月
ま、そういうところも大好きなんだけどね。










       ▱▱▱ END ▱▱▱

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