ころんside_💙
ガチャッ
なんだこの天使は
さっきまでキン肉マn(((殴だったのに
▶︎リビングに移動
ほんとはお腹のほうが痛いけど...
ま、言わなくていっか
あとで冷やそう
_
さとみくんはそうやって、僕の頬に濡れたタオルを当ててくれる
さとみくんは、あの教室で僕を心配して待っていたこと、みおちゃんと話をしたこと、鍵は取り返したこと...
全部を教えてくれた
やば、余計なこと言ったわこれ
言ってて恥ずかしいなこれ
さとみくん、どうかしたのかな
なんか辛そうな気が...
僕はさとみくんに近づく
....?
ほんとにどうしたんだろう
スタスタ
そう言って僕はキッチンへ向かった
さとみくんが何か言ったような気がしたけど、僕には分からなかった
______________________.°
さとみside_💗
まじか...
まさか....
ころんに好きな人がいるなんて!!
いやいや、別に俺はころんのこと好きじゃないし....?
おめでたいことじゃないか...
なのに...
なんで...
ころんの好きな人は誰なんだろう
優しくて面白くて一緒にいて楽しい人...か
そんなやつなら、俺は敵わないよなぁ....
エプロン姿かわいi
そう言ってころんは、俺のオムライスにケチャップで犬を描いてくれた....
描いてくれた...んだけど....
....俺には四足歩行をしたうさぎのような猫のようなよくわからない変な生物にしか見えないんだが
モグモグ
!?
ゴクンッ
パクッ
ころん...なんか赤くねーか?
ってか...今の間接キスなのでは
....意識したらなんか...恥ずかしいな
モグ...
_ちょっと照れながら、オムライスを食べたさとみくんでした
_
ころんに幸せになって欲しい
ころんが笑顔だと嬉しい
ころんが俺以外と話してたらちょっと嫌だ
ころんのことを幸せにするのは、俺がいいんだ
俺はきっと
ころんのことが好きなんだろう
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。