泣きじゃくる私の背中を撫でながらいってくれる。
小さいときからずっと唯一のたよりどころだった。
安心していられる。
でもだからこそ急に不安になる。
小さくうなずくと背中に手が回ってきて抱き締めながらとんとんしてくれる。
優しく、小さい時にしてくれていたみたいに。
そのあともずっと20分くらい泣いてた。
その間背中に回った手は同じテンポで叩いてくれる。
しばらくして落ち着いたから顔をあげてみると、
ニコニコ笑顔のサナちゃんがいた。
小さいときはずっとサナちゃん呼びだった。
思い出すと悪い思いでばっかり。
「えぇー、」何て言いながらもニコニコしてる。
どっちがいいんだ……?
やっぱりニコニコしてて可愛い。
鼻も高くて目もおっきくて美人。
ずっと隣にいてほしい。
dino side
泣きながら走っていく彼女の後ろ姿をみて追いかけようとした。
けどそれは彼女の恐怖心を大きくするものだって4人とも分かってる。
それはそうだった。
あの日、あの人に声をかけていなかったらこんなことにはならなかった。
けど、ほっておけない。
ほっておいたらどうなるんだあの子は。
その日は結局どこも行かずにそのまま帰った。
部屋に着いてベッドに寝転がる。
今隣の部屋にいると思うともどかしい。
何があったのか、自分達に話してみてほしい。
怖いことはしたくないから、怖かったこと話してほしい。
ただ、守ってあげたいだけだから。
논です✌️
やっとディノちゃんとあなたちゃんとの1つ目のアクション♪
まだまだたくさんアクション起こす予定です📅
楽しみに見ていただけるとうれしいです😃
またいつか出没します👔
안녕🖐
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。