第2話

1話
418
2019/08/05 13:30
主
順を追ってストーリー的な日常的なやつ書いてきますね!
なのでちょっと出てこない人は出てこないですごめんなさい!!

あとたぶんモブキャラ出てきます
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tn視点
ここは、行き場をなくした子供のための
シェアハウス。


俺がここに来たのは7歳だった。
捨て子だった俺をママはうちにおいでって言ってくれた。
ママ(さとみさん)
ママ(さとみさん)
グルちゃん、こっちおいで〜
トントン
(グル……??誰だろう)
グルッペン
なんだ?
奥からてててっと走ってきたのは金髪に赤い目をした俺と同じくらいの身長の子だった
ママ(さとみさん)
ママ(さとみさん)
グルちゃん、この子ね、今日から新しい家族なの。仲良くしてね
グルッペン
俺はグルッペンだゾ!よろしくな!
トントン
…トントン…よろしく…
ママ(さとみさん)
ママ(さとみさん)
それじゃあ2人で遊んでてくださいね、私お買い物に行ってくるからいい子で待っててね
グルッペン
まかせてくれ!
グルッペン
トントン!俺があんないしてあげるゾ!
トントン
う、うん
そう言い終わらないうちに彼は俺の手をグイグイひっぱって行く


最後に着いたのは3階西のはずれにある裏部屋だった
グルッペン
まだ入っちゃダメだゾ!
トントン
なんで?
グルッペン
めをつむって、俺がひっぱるから!
トントン
う、うん…
恐る恐る目を閉じる

ギィと木製のドアが音を立てて開く
グルッペン
目を開けていいゾ
開くとそこには大きいお城の模型、剣や大砲のなどのおもちゃ、そして何より満点の星の絵が天井にあった
トントン
うわぁ……!!
グルッペン
ここは俺の国だ!
大きな城があって、武器もたくさんあって、たくさんの星が見えるんだゾ!!
トントン
…きれい…
そうボソッと言った言葉が聞こえたのか、彼はニヤッと笑って部屋のカーテンを天窓以外全て閉めた
トントン
うわっ
薄暗くなり驚く俺。
そしてそのあと笑いながら彼が言った
グルッペン
上を見てみろ、トントン
言葉通りに見上げる。


そこには満点の星空が広がっていた
トントン
……………!!!
グルッペン
やっと笑った顔を見れたゾ
感激していると彼がそう言った

微笑んでしまったのは、たぶん星が綺麗だっただけじゃない。彼が、新しい友達ができたことがすごく嬉しかったんだろう
グルッペン
これより、トントンを我が国に向かい入れる!
歓迎するゾ!
俺たちで最高の国を作るんだ!
突然のことに驚いていると彼が、ハイル・グルッペンと言って敬礼することを教えてくれた
トントン
ハイル・グルッペン!!!
俺は笑顔で敬礼した
グルッペン
うむ!!
彼も満足気だ
途端にママの声がする
ママ(さとみさん)
ママ(さとみさん)
2人ともー!ちょっと手伝ってー!
トントン
あっママだ
グルッペン
下に戻るゾ!
グルッペン
よし競走だ!!
トントン
うん!!







なぁグルさん。覚えてる?国を作ろうって話。
あれから10年近く経った俺らの国は大きな城も、たくさんの武器もない。
でも満点の星空ならあると思うで。

なんやと思う?

それは

預かってる子達の笑顔や。



これだけはいつまで経っても消えない綺麗な星やと思う。


これからも築き続けような、俺らの最高の国を
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主
幼なじみ組の出会いって感じのお話かな

視点無しにしようと思ったけど無理だったわ

あとエセ関西弁なので注意⚠

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