第37話

待っていたのに……
2,121
2020/11/30 03:25



次の日



今日の仕事は雑誌の撮影



いくつもの雑誌の撮影があり



あなたはだいぶ疲れが溜まっている様子だった
















ジェシー
ジェシー
あなた、また寝てんの?笑
森本 慎太郎
森本 慎太郎
最近よく寝てるよねー笑
松村 北斗
松村 北斗
疲れてんだろ
髙地 優吾
髙地 優吾
雑誌の撮影が凄いあったしね笑













まもなく雑誌の撮影が始まる時



髙地が早めに起こし



あなたの表情はまだ眠たそうだった



その時 髙地が水を持ってやってきた















髙地 優吾
髙地 優吾
目は覚めた?笑
あなた

あ……すみません笑

髙地 優吾
髙地 優吾
いいよ笑 ってかさ、俺も……
バンッ















髙地がなにか語りだした時



楽屋の扉がいきなり開いた



あなたもほかのメンバーも



楽屋がいきなり開く時は



決まって彼が来ることをもう理解していたのか



驚きもしなかった
















髙橋 海人
髙橋 海人
あなたちゃん、昨日はどういうこと……?
あなた

昨日……?












あなたは突然の髙橋くんの質問に



なかなか理解することが出来なかった





















髙橋 海人
髙橋 海人
俺との約束よりも、メンバーとの食事に行ったの……?
あなた

それは……

髙橋 海人
髙橋 海人
俺、ずっと前から待ってたのに……















あなたは髙橋くんの表情を見て



心がチクッとした



そして何とも言えない感情がわいてきた

















あなた

ごめんなさい……本当にごめんなさい……

髙橋 海人
髙橋 海人
えっ……
髙地 優吾
髙地 優吾
あなた……?
あなた

ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……

田中 樹
田中 樹
おい、あなた……?
髙橋 海人
髙橋 海人
あなたちゃん……?
あなた

私のせいなんです……ごめんなさい……

松村 北斗
松村 北斗
海人、とりあえず出ていってくれ あとで事情は説明するから
髙橋 海人
髙橋 海人
え……あぁ、はい……









髙橋くんが楽屋から出ていき



楽屋の空気は緊張感ではしっていた

















松村 北斗
松村 北斗
あなた落ち着け ここに海人はいないから
あなた

違うんです……今回は私のせいなんです……

松村 北斗
松村 北斗
落ち着け 俺が食事に誘ったんだからあなたのせいじゃないよ
あなた

でも、結局食事に行ったのは私の意志です……












自分のことを責めるあなた



この姿を見てメンバーは思った



















"自分を責めるってこういう事か"と……















彼らは彼女の自分を責める姿を見て



これからどういう風に接すればいいのか



何となく理解した気でいた








プリ小説オーディオドラマ