次の日
6人での仕事が入った今
楽屋で仕事の時間までのんびり過ごしていた
みんないつもの様にそれぞれの時間を過ごしていた
ソファーに座ってゲームで盛り上がっている2人に対して
テーブルで静かに雑誌を読んでいる髙地きょもは
どこか暗かった
それぞれに挨拶をして楽屋全体を見た後
樹は髙地ときょもがいたテーブルに近づいた
北斗の姿を探している樹の様子に
少し疑問を抱いた2人だが
時に気にすることも無く撮影時間まで待っていた
普段ならメンバーの中でも早めに集合する北斗だが
今回の仕事では1番遅い様子
しかもまだ来ていないという事に
髙地ときょもの2人以外にもどこか不安を抱いた
まもなく集合時間となるときに
まだ来ていない北斗に対して
不安が抑えきれなくなったメンバー
その時 楽屋のドアが勢いよく開いた
久しぶりに勢いよく開いたドア
メンバーみんなの頭の中には
あの可愛い後輩が浮かんでいた、が……
楽屋に入ってきたのは
メンバーが想像していた人でもなく
まだ来ていない北斗でもなく
相当遠くから走ってきたのか
整ってない状態で早く車に乗るように指示するマネージャー
みんなの脳内はプチパニック状態だったが
次のマネージャーの一言で
メンバーの脳内は完全にパニック状態となった
『あなたの意識が戻った……!!』
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。