第77話

言葉の薬
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2020/08/31 13:09
髙橋 海人
髙橋 海人
うわ、もうこんな時間か笑
永瀬 廉
永瀬 廉
ほんまや
あなた

ほんとですね笑












ふと時計を見れば 時計の針が6時を越えようとしていた



あれから3人でゲームをしたりテレビを見たりなどをしていた



すごく楽しかったのか 3人は時間なんて忘れていた










永瀬 廉
永瀬 廉
はぁ 帰るか
髙橋 海人
髙橋 海人
えーもう帰るのー?
永瀬 廉
永瀬 廉
俺は明日仕事無いからええけど、あなたちゃんは?仕事?
あなた

まぁ、昼頃からですけど……笑

永瀬 廉
永瀬 廉
ほら、仕事あんねん
髙橋 海人
髙橋 海人
そーだよねー











寂しくなったのか 分かりやすくショボンと落ち込む海人



そんな海人の姿にあなたはまだいてもいいのかなと



自分の居場所がはっきりと見えた気がした










あなた

海人さんと永瀬さんが良ければ、もう少しお邪魔してもいいですか?

髙橋 海人
髙橋 海人
え、もちろん!











さっきの様子とは一変し はじける笑顔で喜ぶ彼



彼の表情の変化の速さにあなたは笑いが溢れた










永瀬 廉
永瀬 廉
大丈夫?
あなた

え?












そんな時 ふと横に来て聞いてくる彼



心配した様子が グループにいる心配性の彼と全く同じで



あなたはいつもの様に返事をした










あなた

大丈夫とは?

永瀬 廉
永瀬 廉
夜遅くなるかもだけど、親とか心配せーへん?











そう思ったのもつかの間



心に刺さってくるように放たれた彼の言葉



その言葉が頭から離れず 思考能力が停止し



彼への返事の言葉が出てこなかった










永瀬 廉
永瀬 廉
ん?どした?
あなた

あ、いえ……親には……

髙橋 海人
髙橋 海人
俺が連絡しといた☆
あなた

え?












"親には連絡しときます"



そう言おうと思ったその時



まんべんの笑顔で海人から出てきた言葉



だが その言葉が薬のようにあなたの頭へと入ってきた










永瀬 廉
永瀬 廉
なんで海人とあなたちゃんの親が繋がってんねん笑
髙橋 海人
髙橋 海人
いやー、あなたちゃんの親とあなたちゃんが買い物してるところにたまたま出会っちゃってさー笑 その時にあなたちゃんの親から気に入られちゃって☆
永瀬 廉
永瀬 廉
ホンマに、気に入られすぎやろ笑











なぜか納得のいった表情をする彼



疑問に思い海人の方を見ると



彼は頷きながらウィンクをしてきた










髙橋 海人
髙橋 海人
よっしゃ この間レンタルしてきた映画でも見ない!?
永瀬 廉
永瀬 廉
なんの映画レンタルしてきたん?
髙橋 海人
髙橋 海人
ホラー映画とアクション映画と恋愛映画!
永瀬 廉
永瀬 廉
俺はアクションかホラーやなー
髙橋 海人
髙橋 海人
えーでもさー……










そして 何もないかのように普通にする彼



そんな彼の助けにあなたは救われた










永瀬 廉
永瀬 廉
なんでやねん笑
髙橋 海人
髙橋 海人
そーでしょ!笑 あなたちゃんは何みたいー?
あなた

どれですかー?












そして 2人の元へと向かい遅くまで一緒にいた

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